一週間のインターンシップを終えて
静岡大学3年 遠藤小夜子
【初めての“社会人”経験は緊張の連続でした!】
前夜は眠れないほど緊張したインターンシップ(学生の社会体験)。初日に出社すると川村事務局長はじめスタッフの皆さんがあたたかく迎えてくださいました。
お世話になったのは5日間で、初めにライフサポートセンター(LSC)の業務内容や設立経緯、関係団体などの説明をお聞きし、その後は実際の仕事を体験しました。
体験させていただいた仕事は多岐に渡り、社内でデータ入力などの事務処理をしたり、LSCが主催するセミナーのチラシ等をパソコン上で作ったり、様々な関係団体(主にNPO法人)との打ち合わせに同行させていただいたりしました。アルバイトでの単純作業とは違って頭を使うことが多く、小心者の私は緊張の連続で、帰りのバスの中ではいつも爆睡していました。
【“WAC清水さわやかサービス”訪問】
体験させていただいた仕事はどれも面白く勉強になるものばかりでしたが、その中でも特にNPO法人WAC清水さわやかサービスへの訪問が印象に残っています。最初にWAC清水の鈴木理事長にお話をお聞きし、その後同法人の経営するデイサービス「茶(さ)ろん下清水」を見学させていただきました。ここは民家を利用しており、定員も一日10人~12人とこぢんまりとしていて、とてもアットホームな暖かいあたたかい雰囲気の施設です。鈴木理事長もおっしゃっていましたが、大きい施設やハコモノよりも、こういった小さな施設や市民が誰でも気軽に利用できるような空間こそが必要だと思いました。
【インターンシップを通して学んだこと】
大学3年になり、周りでも将来に関する話が出るようになった中で、私は「こういう職業に就きたい」という将来像が明確にできずにいました。今回LSCでのインターンシップを希望したのも、漠然とした興味のうちの「福祉」というものにLSCが関わっていると知り、ここなら学ぶこともあり、自分の目指すものももう少し明確になるのではないかという気持ちからでした。どちらかというと軽い気持ちで応募したといえるかもしれません。
しかし5日間お世話になって、想像以上のものを得ることができました。たとえば将来について、ずっと「公務員」にも興味がなく、民間企業での「経済成長・発展、売り上げ」といったことにも何かしっくり来ないものを感じていて、でも福祉の業界に対しても漠然とした興味しかない…という程度のことしか考えられずにいましたが、LSCでお話を聞くうちに、民間の中でも「互助」を中心として活動をしている企業もあると知り、その方面の仕事をしたいと思うようになりました。
また、いろいろな仕事を経験させていただく中で、自分にはどのような仕事が向いているのか、どのような作業が好きでどのような作業は苦手なのか、どのような環境が居心地いいと思えるのかなどを知ることができました。
さらに、5日間という短い間ではありましたが、朝から夕方まで働くということを経験し、これから社会人になるという心構えと、自分もやっていけそうだという自身がつきました。
秋から就職活動が始まりますが、この先希望はさらに明確にしなければならないし、また希望通りの職場が見つかるとは限りません。けれど、このインターンシップで得た自信を糧に、最後まであきらめずに努力しようと思います。
【最後に】
LSCのスタッフの方にはお忙しい中仕事を教えていただき、またいろいろと気にかけていただくなど大変お世話になりました。たくさんのことを学ばせていただき、本当に感謝しています。
LSCでの仕事のことから関係団体について、果てはご自分の家庭の事情(?)までいろいろなことを教えてくださった川村事務局長、朝や外出からの帰社時にはお仕事中でもこちらを向いて声をかけてくださった鈴木さん、初日から会話の輪の中に入れてくださった野村さん、優しい心遣いをしてくださった望月さん、いつも落ち着いた応対をされている塩澤さん…。
皆さん本当に優しく誠実な方たちでした。お世話になりました。ありがとうございました!
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