2008/12/05
環境霊園「横浜みどりの里」視察報告
2008年11月13日(木)、横浜市にある「環境霊園 横浜みどりの里」を視察しました。
この霊園ができた背景には、日本の社会構造の変化で、核家族化の進行と「団塊の世代」の大量定年退職により、墓地の需要が急増した事と宗派による寺院と檀家との関係維持が困難になって来ている事や、現在の法令上、霊園の新規開発は地方自治体・宗教法人・財団法人の3者しか出来なく、墓地の広さも3,3㎡となっており、墓地価格としては高価な取得物件となってしまい、需要に応える事が出来ていない事があるそうです。
そこで対応策として、 「安価で地域住民に親しまれ、環境にやさしい」霊園作りの為に、地方自治体と連携を図り「日本エコクラブ」が委託を受け、墓地面積を狭く、廃棄物の出ない、自然エネルギーの有効活用と安価(外国産)な墓石を使い低価格で墓地を提供する霊園開発事業として建設されたそうです。
墓地面積は ①0.88㎡~、②1.44㎡~、③1.8㎡~生垣ゆとり墓地
廃棄物ゼロ 洗浄水リサイクルトイレ、仏花堆肥化、床下炭敷き、太陽光発電、風力発電
無宗派霊園 特定の宗派にこだわらない霊園
総合的施設 法要室などを備え法事から葬儀までの総合施設
安価な墓地 小面積、外国産の墓石、デザイン自由な墓石
といった特徴があります。
静岡県内にもこのような墓地があれば良いな、と思いました。