インターンシップを振り返って
静岡大学人文学部社会学科3年
松崎美里
8月31日から5日間、ライフサポートセンターしずおか(以下LSCと略)にインターンシップ(就労体験)を受け入れていただきました。私自身インターンシップは勿論、職場体験自体が初めての体験でしたので、初出社時は緊張いたしました。
普段なかなか見ることのできない(そして触れようとしない)社会人としての生活の体験をしたいという動機があり、さらに「暮らしなんでも相談・生きがい作り」がメインの特殊な業務内容や、社会的位置づけといったことに興味を持ったことがインターンシップ先としてLSCを選んだ大きな要因です。
LSC中部事務所で(筆者は左から二人目)
インターン自体の内容は大変充実したもので、LSCのルーティンワークの体験に加え、NPOや労働金庫などといった関連諸団体様への訪問・見学、さらには介護の職場体験までさせていただき、学校生活では得られないことを経験させてもらいました。明るく私たちを迎え入れてくださったLSCの職員の皆さんには本当に感謝しています。
特に労働組合関係の仕事は学生の身分では接することがなかなか無いため、その複雑な組織関係や業務内容を理解することが難しかった反面、今まで考えていなかったと同時に選択の余地すらなかった職種に光があたり、職業選択の幅が広がったという点で大変大きな収穫だったとおもいます。
静岡市女性会館アイセル21の松下館長(左端)と
また、社会は「人と人とのつながり」で構成されている、ということを改めて感じることができました(陳腐な言い回しですが)。LSCは様々な団体へのつなぎ役として存在するということで特に顕著に表れていることだと思いますが、今回提携先のNPO法人様を訪問した際、どの団体も快く受け入れていただいただけでなく丁寧な対応をしてくださいました。それはお互いが持ちつ持たれつの関係であり、つながりとして存在する、相互扶助や自主福祉といった観念からのものであり、人間関係から成り立つ社会の仕組みを目に見える形であらわしているものだと思います。
同時に訪問先の方々が非常にエネルギッシュで熱意に満ちており、そのような方のお話を聞くことができたことは自分の理想とする社会人像の構築につながることであり、とてもうれしく思っています。
最後に5日間という期間、貴重なお時間を割いて私たちを指導してくださった川村事務局長以下LSC職員の皆様、訪問先でお世話になったNPOの方々に感謝したいと思います。今回のインターンシップを通じて得たこと、自覚したこと、等々を今後の生活や就職活動へ生かしていこうと思います。本当に5日間ありがとうございました。