セミナー「あなたも私もできるチョイボラ」実施
11月21日(土)、静岡労政会館にて、セミナー「あなたも私もできるチョイボラ」を実施しました。これは、「楽しい定年塾(グループ・Do動、ライフサポートセンターしずおか、NPO法人WAC清水さわやかサービス)」+NPO法人男女共同参画センター交流会議が主催して、来る時に、出来る人が、出来る事をちょっとだけお手伝いをする、チョイボラについてのご案内をするという企画です。13人が参加されました。
当日は、
一般:ボランティア市民活動センター静岡
医療系:静岡県立総合病院
福祉系:WAC清水さわやかサービス
の3団体から、ちょっとしたボランティアの例をあげていただき、参加者と意見交換するという内容です。各団体からのお話の概要、意見交換は下記の通りです。
1.ボランティア市民活動センター静岡 北島啓詞氏
・互助による地域づくりをしたいと考えている。
・ボランティア情報を毎月発行し、公的施設に設置している。
・ボランティア活動は、�できること、したいこと、�活動の範囲が広すぎないこと、�地域とのつながりを深めるメリットがあること、�無理の無いリズムで活動すること、などがポイント。
・団塊世代は技能・知識を生かす場面が沢山ある。
・定年は、新しいことを始めるチャンス。新たな出会いや発見が、生活のうるおい、生きがいになる。
Q.ボランティアをするのにはどうすれば良いでしょうか?
A.ボランティア市民活動センターの窓口で相談、情報提供ができます。静岡市内3区にある地域福祉推進センターもご利用ください。
Q.これといった特技が無い人はどうすればいいでしょうか?
A.収集ボランティアなどはいかがでしょう。アルミ缶やエコキャップの活動があります。使用済み切手や書き損じはがき収集も良いのでは。注意点は、収集したものを引き取ってくれる団体を探すことです。赤い羽根募金もボランティアととらえることができます。身近な事から始めれば良いでしょう。
2.静岡県立総合病院 根本 敦氏
・県立総合病院では、個人と団体のボランティアに協力いただいている。
・個人では、「外来グループ」、「病棟グループ」、「図書グループ」がある。
・団体では「花壇の手入れ」、「乳腺相談活動」、「動物的介在活動(犬や猫と患者さんとのふれあい)」、「外来病棟活動」、「院内コンサート」がある。
・ボランティアの方が都合の良い時間に活動できるよう配慮している。年度初めに登録していただくが、年度途中でも随時受け付けている。
Q.ボランティアの交通費や昼食代はどうなりますか?
A.ご自身の負担となります。車で見えるボランティアの方の駐車料金はいただきません。
Q.どのくらいの人数がボランティアをされていますか?
A。100人くらいでしょうか。そのうち個人ボランティアは15~6人で、少ないので、是非参加いただきたいと思います。
Q.1日何時間くらいボランティア活動をするのでしょうか?
A.1時間でも2時間でも構いません。外来担当(受付機操作の説明など)は午前中でお願いしています。
Q.不足している分野があれば教えてください。
A.外来が手薄なので、もう少し増えてくれればと思います。
3.NPO法人WAC清水さわやかサービス 鈴木明与氏
・困った人たちのためにボランティアで始めた活動が、今年で14年目に入った。
・デイサービスは、送迎込み、手作りの昼食付きで当初1500円でスタートした。
・あるお年寄りに何が一番困っているか聞いたところ、「ゴミ出し」という返事だった。ちょっと気づかない所にも困り事がある。
・ボランティアの人が来てくれると大変助かる。
Q.活動エリアを教えて下さい。
A.旧清水市内です。
Q.ゴミ出しのような問題は、例えば民生委員さんに頼むことはできないでしょうか?
A.民生委員さんは、かなり忙しいので難しいです。地域に「駆け込み寺」があれば、こうした問題が解決できると思います。今の社会は町内に誰が住んでいるのかも分からないし、知らせてもらえない。そこで、WAC清水では、月1回地域の人たちが集まれる居場所を作りました。こうした小規模な居場所が歩ける範囲にあるのが理想です。小学校をそのような目的に使えたら良いと思います。
3人の講師の皆さん
上記のように多くの質問が出されました。最後にNPO法人WAC清水さわやかサービス 鈴木明与理事長が、「ボランティアをするためには健康第一。これからのキーワードは「地域」、声を出すことが大事。声を出して初めて地域が変わる。仲間作りをして行動を起こして欲しい」とまとめ、終了しました。