イベント報告
インターンシップを終えて

インターンシップを終えて
                                       静岡大学人文学部法学科3年
                                       蒲生早也佳
9月27日から5日間、静岡大学からインターンシップ生としてライフサポートセンターしずおか(以下LSC)で受け入れていただき、お世話になりました。
これから就職活動を本格的に始めるにあたって、未だ漠然とした感じでしか捉えられていない「働く」ということを実際に体験したいと思い、今回のインターンシップに応募しました。LSCを選んだ理由として、生活相談という他の一般企業や公的機関とは違った業務を行っているからという単純な興味と自身がボランティアサークルに所属しており、日ごろから福祉に関心を持っていたことが挙げられます。
WAC清水、鈴木理事長と
WAC清水
5日間という短い期間でしたが、とても密度の濃い内容を経験させていただきました。簡単な内部事務作業のお手伝いをしているときは実際に社会人になったような気分になれましたし、またLSCやその関係団体である静岡県労働者福祉協議会が何を目的として、どのような活動を行っているのかについて詳しく説明していただくことで、それまで、全くと言っていいほど知らなかったそれらの組織に関して理解を深めることができました。
LSC中部事務所にて
中部事務所
アイセル21の皆さんと
アイセル21
LSCとつながりの深い各NPO団体の方々を訪問し、お話を伺うことができたのも今回の大きな収穫の一つとなりました。デイサービスをはじめ、人と人が助け合って暮らす地域社会を目指すWAC清水さわやかサービスや女性支援を目的とするアイセル21(NPO法人フォーラムしずおか)、女性への暴力をなくすパープルリボンプロジェクトや女性のためのIT初歩研修を行っているSafety First静岡、パソコンを通して女性の就労や子育てを支援しているeLunchといったさまざまな角度から強い情熱をもって市民活動をしている団体を訪問させていただきました。
eLunch松田理事長と
eLunch.jpg
 そのなかで、みなさん共通して仰っていたのは以下の3点についてです。
①目的と熱意を持ちつづけること
目的を明確にすることで、自分たちのもつ熱意を発揮することができ、長く活動を続けることができる。
②つながりを大切にすること
昔と比べ、地域コミュニティが崩壊してしまっている現在だからこそ、人と人、組織と組織がつながりを持ち、連携していくことで安心して暮らせる社会をつくることができる。
③頑張りすぎないこと
WAC清水の鈴木理事長はこれを「身の丈の活動」と仰っていました。ジャンプをしようとするのではなく、背伸びをしながら少しずつ自分たちにできることを増やしていけば確実に成長できる。
また、中部事務所の見学や職員の方を対象としたDV(ドメスティックバイオレンス)研修も一緒に受けさせていただき、現在問題となっている社会問題を実感することができました。
県労福協加藤事務局次長より説明を受ける
県労福協
LSC友の会での実習
LSC友の会
今回お忙しい中お時間を割いて、ご指導してくださった川村事務局長をはじめ、LSCのみなさま、快く訪問を受け入れてくれたNPOの方々に感謝申し上げます。
就労体験だけでなく、信念をもって活動をしている方々に大学では学べないことをたくさん学ぶことができ、本当に毎日が楽しい5日間でした。
今後、就職活動を頑張るのはもちろん、将来先輩方に安心してバトンを渡してもらえるような社会人になれるよう、今回学んだことを忘れずに自分を磨き続けていきたいです。

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