今からはじめる老い支度(沼津)第3弾「自分らしい逝き方」開催
ライフサポートセンターしずおか、コープしずおか、静岡県労働福祉事業協会共同主催の「今からはじめる老い支度(3)、『自分らしい逝き方』」が11月17日(水)午後、沼津労政会館にて開催されました。56名の方が参加されました。
今回の講師は、日本葬祭アカデミー教務研究室代表、二村祐輔氏です。
講師の二村氏
講演は、葬儀とは本来何なのかという説明から始まり、葬式という言葉が葬儀と告別式を合体させたものである、との解説がされます。葬儀は遺体の処置と近親者による送りの儀式であり、告別式は対外的なお別れの会であるとのことです。この区別が、葬式に関わるお寺や葬儀社の中でも必ずしも十分理解されているわけではないとの事。
従って、この仕組みを知れば、自分らしい葬儀や告別式を考えることができ、葬儀社任せで多額の費用をかけなくても心のこもったお葬式ができるそうです。
お葬式を学ぶことの大切さ
日本消費者協会が平成19年発表した資料によると、お葬式にかかった費用は全国平均231万円。東京都では2001年調査で345万円も費用がかかっているとの事。さすがに現在では、2010年の全国平均で199万円に下がったそうですが、それでも多額な費用がかかっています。
お葬式に関するポイントは3つあるそうです。
1.葬儀社選び(事前相談)
2.お墓の継承(祭祀・供養)
3.意思の伝達(遺言・相続)
お葬式に関する3つのポイント
このポイントを、生前元気なうちに考え、親族とも相談しておくことが、自分らしいお葬式を行い、かつ多額の費用をかけないためにも大切だということです。
また、自分の意思を整理し、伝えるために「エンディングノート」を利用することも良いとの事です。
大勢の方が参加された会場