イベント報告
ロジックモデルを使ってLSCの目標・活動を役職員で論議

ロジックモデルを使ってLSCの目標・活動を役職員で論議
 ライフサポートセンターしずおかは12月16日(木)、静岡労政会館にて「ロジックモデル」を使ってLSCの目標・活動を議論しました。
講師の日詰会長
講師の会長
 「ロジックモデル」とは、活動と目標の論理的なつながりを示した1枚の図で、1970年代に米国のシンクタンクによって開発された手法です。少人数でのグループ討議がベースになるところから、4班に分かれて実施しました。ライフサポートセンターしずおか(LSC)では2007年に1度スタッフが実施していますが、設立以来4年余りが経過し、活動も形の見えるものになってきたことから、このタイミングであらためてLSCのミッション(目指すもの)や展望、具体的施策を検討する素材とするために開催することとしました。加えて、スタッフのみならず、LSC役員(幹事)も加わり幅広い観点から議論することとなりました。
グループ(班)ごとに分かれます
4班に分かれて
 この手法には様々なバリエーションがありますが、今回は外的要因(自然環境、世論、出来事、法制度動向、市場動向など)と他の活動主体や外的サービスの動き(企業、自治体、NPOなど)についてあらかじめ用意した台紙を使用し、まず最終成果・ミッション(めざすもの)を班ごとに議論し、さかのぼって中長期、短期の成果を検討、さらにそれらを達成するためのプロジェクトを考え出すという一連の作業を役職員が頭と手をフル稼働させて行いました。
 ミッションは、2006年にLSCが設立された際の趣意書があるため、どの班もこれを意識した内容となりました。
各班の様子
グループワーク2
グループワーク3
グループワーク4
グループワーク
 中長期の成果(目標)については、「信頼して相談できる場所がある」、「支え合いができる社会」、「生きがいのある暮らし」、「人と人とのつながりができる」、「福祉ネットワークの構築ができる」、「暮らしの相談機能が充実」、「安心して子育てができる」、「消費者被害が少なくなる」、「安心して介護ができる」、「雇用の不安が無くなる」、「誰でも集まれる居場所がある」、「親がいなくても見守る目がある」など盛りだくさん。
 これらを達成するために短期の成果を検討し、最後に具体的なプロジェクトを考え出すのです。
 それではどんなプロジェクトが提案されたか、一部をご紹介しましょう。
 ・居場所をつくる(老若男女が集える)
 ・雇用創造かつスキルアップのための事業を行政から受託する
 ・新社会人育成プロジェクト
 ・子育て支援
 ・消費生活出前講座
 ・婚活
 ・支える人のケアセミナー
 ・休耕田畑を生かす畑作り
 ・知らせる活動
 ・相談機能の充実
 ・ネットワーク構築
 などなど。
 一見抽象的な項目もありますが、実はこのプロジェクトを実現するために、どんな活動をし、どんな資源を確保し、誰を対象とし、実現すればどんな結果が想定されるのか、に至るまで話し合いで書き出しています。しかも、アイデアは数多く出され、付箋が台紙からはみ出てしまう班もありました。
1班の発表
1班発表
2班の発表
2班発表
3班の発表
3班発表
4班の発表
4班発表
会長講評
会長講評
 実質的にはわずか3時間余りでしたが、参加役員・スタッフの顔には、集中力を使い切った満足感があふれ出ているように感じました。
 この日の議論を今後の活動に生かして行きたいと考えます。 

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