イベント報告
「それって詐欺よ」開催(浜松)

「それって詐欺よ」開催(浜松)
 静岡県労働金庫が県下3ヶ所で実施するセミナー「それって詐欺よ~みんなに教えたくなる自己防衛術入門~」の1回目が2月14日(月)午後、浜松市内コープしずおか小豆餅店コミュニティールームにて開催されました。後援は生活協同組合コープしずおか、企画運営はライフサポートセンターしずおか西部事務所です。26人の参加をいただきました。
 講師は浜松市市民生活課暮らしのセンター所長伊藤彰彦氏。
主催者あいさつする杉浦労金西部ブロック営業部長
主催者あいさつ
 浜松市暮らしのセンターでは、毎月200~250件の諸費生活に関わる相談を受けているそうです。伊藤所長は冒頭、悪質商法の例として裁判所からの通知を装う往復ハガキの例を取り上げ、裁判所からは通常ハガキで通知が来ることは無く、封書が使用されることを説明。
 その後悪質商法の具体的な事例を示していただきました、以下箇条書きでご紹介します。
・下水道の点検と言う名目でマンホールのフタを開け、修繕が必要だと工事をすすめる。
・NTT職員をかたり、回線が変わったので、銀行ATMの前で待っているようにと指示する。
・息子と称して父親に「交通事故にあった。外で会いたい」と電話し、外出したすきに空き巣に入る。
・インフルエンザにかかったので声がおかしくなっているが、との電話でいったん相手を信用させ、その後再度電話して、保証人になったので300万円必要と頼み込む。
・郵便局のEXPACK(500円の小包封筒)を使い、お金を送らせる(宛先は私書箱)。
・海外宝くじがあたったと通知が届く。
・未公開株の購入を勧め、買わせる。また、この被害にあった人に電話して、「損害金を取り返してあげます」と称してさらにお金を払わせる(二次被害)。
・リフォームと称して床、壁、天井、屋根を見て、不要な工事を勧めたり換気扇を設置したりする。
・洗濯物を見て家族構成を判断し、高齢者宅などを狙う。夕刻の家の明りの付きかたで家族人数を判断するケースもある。
・若夫婦が出て行くのを待って、訪問する。
講演する浜松市くらしのセンター伊藤所長
講師
 所長の講演では、悪質商法は、高齢者だけでなく、年齢層に応じていろいろなパターンがあり、注意が必要なこと、催眠商法などで高い買い物をしてしまった人(高齢者の被害が多い)は、家族に知られると怒られるので、買ったものを使用しないで押入れに隠すケースも散見されることなども報告されました。
 その他、いったん購入しても契約解除できる「クーリングオフ」についても、説明していただきました。
 「私はひっかからない」と思っている人が意外に悪質商法に引っかかるケースが多いそうです。気をつけたいものです。
会場風景
会場風景

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