静岡で脳いきいき講座実施
2月19日(土)、ライフサポートセンター中部事務所は静岡労政会館において、脳いきいき講座を開催しました。共同主催は静岡県労働者福祉基金協会。後援として静岡市、(財)静岡市勤労者福祉サービスセンター、静岡地域労働者福祉協議会のご協力を頂きました。特に静岡地域労働者福祉協議会からは2名、県労福協、福祉基金協会から各1名の方が応援に来てくださいました。募集は60人でしたが、あっという間に参加枠が埋まってしまい、80名の方を受け付け、当日参加は73名でした。やむなくお受けできなかった方を含めると、申込者総数は100名を超えました。
講演の講師は、日本早期認知症学会理事長・株式会社創生生体工学研究所代表取締役の志村孚城氏と、浜松人間科学研究所所長の奥山惠理子氏。
講演する志村先生
認知症についてはまだ他の病気ほど解明が進んでいないそうです。認知症が疑われる場合、まずその他の病気ではないかを医師に診断してもらうことが重要、とのことです。また、認知証には老化廃用型とアルツハイマー型があり、今回取り上げるのは老化廃用型で、主に脳の機能を使わないことで起こるものだそうです。特に、前頭前野関係の認知症を予防するためには1.生きていく意欲を持続させること、2.できるだけ自立した生活を送るよう心がけること、3.人との交流を大切にすること、が重要だとのことです。
大入りの会場
講演の合間には、一定時間内に物語を読んで特定のかなを見つけ、かつストーリーを記憶する「かなひろいテスト」や、「漢字色別テスト」が行われ、皆さん真剣に取り組んでおられました。
かなひろいテストの説明をする奥山先生
テストが終了すると、講演を続行する一方で、別室で採点作業が行われ、来場された皆さんに結果をお渡ししました。
また、最後に「認知症予防生活習慣自己評価表」にも記入していただき、講師の解説で自己診断していただきました。
今回の講座をきっかけに、認知症にならない、させない為の生活習慣を見直して元気にお過ごし下さい。