がんばろう!日本 住宅展in静岡開催
ろうきん「住んぷ会」など主催の「がんばろう!日本 住宅展in静岡」が、5月21日(土)、22日(日)の二日間、静岡市内にあるツインメッセ静岡・北館で開催されました。「住んぷ会」事務局によると、21日は2,960名、22日は3,840人、合計6,800名の来場者があったそうです。
今年の住宅展は、従来住宅フェスティバルとして開催してきたものを、3月11日発生した東日本大震災を受けて、東海地震に備えた内容を加味し、さらに東北地方などの復興支援も併せて行う形となりました。
会場は1.展示ブース、2.資金相談ブース、3.住まいの相談室、4.不動産情報コーナーに分かれ、住宅そのものについて知ることはもちろん、住宅登記相談(司法書士)、地震対策と補助制度等(静岡市建築指導課)、融資相談(ろうきん)もできるなど、住宅に関する事がワンストップで分かるように工夫されていました。
また、講演会「東海地震から命を守る~東日本大震災から学ぶ~」、「ぬりえ・おえかきコンテスト表彰式」、「地元中学校吹奏楽演奏」など盛りだくさんのステージ・イベントが行われました。
ライフサポートセンターしずおかは22日に取材しました。その時の様子を写真を交えてご紹介します。
東北地方太平洋沖地震災害支援”Sunrise Project“の皆さん。発起人は元清水エスパルスの澤登さん
澤登さんと仲間の皆さんは会場で募金を呼びかけていました。
静岡県防災用品普及促進協議会の皆さん
静岡県防災用品普及促進協議会は、42社の防災用品メーカー、販売会社が構成しており、静岡県危機管理局とも連携しているそうです。設立趣旨には”(防災)対策用品の販売・普及促進は行政だけに任せるものではなく民間企業も協同して行動を促す組織があっても良いのでは?との示唆があり、有識者と相談し「静岡県防災用品普及促進協議会」として発足させることにしました。”とあります。ブースには簡易トイレや防災用食品などが所狭しと展示されていました。
おうちコープのブース
おうちコープは生活協同組合コープしずおかの宅配サービスです。スーパーが遠くにあって、なかなか行けない高齢者の方、育児中のお母さんなど、幅広い方々に利用されています。東日本大震災で静岡に避難されて来た方への宅配料無料化も実施しています。
ふしぎ屋マジックショー
ふしぎ屋は、ジャグリングやマジックなどを演じる3人組。30分間のショーは親子の皆さんに好評でした。
ステージで義援金への協力を呼びかける澤登正朗さん
先ほども書きましたが、澤登さんは東北地方太平洋沖地震災害支援のためのSunrise Projectの発起人。この日は会場で募金活動の途中、ステージから会場の来場者に協力を呼びかけました。
澤登さんは、3月11日発災後、3月27日に東静岡広場で募金活動に参加、4月上旬には宮城県の七ヶ浜、岩手陸前高田市の避難所を訪問、サッカーボール200個を届け、子供たちとサッカーをしました。現地に入った時は、まさかこんな所にまで津波が来るなんて、と言葉が出なかったそうです。澤登さんは、仲間たちと炊き出しも行いました。
厳しい環境下にある子供たちが、サッカーをすることで笑顔が戻ったといいます。澤登さんは、行く前にはこんな時期に行っても良いのだろうかと迷ったそうですが、行って良かったと話しました。
静岡もいつ地震が来るかも分からない中で、助け合いの気持ちが大事だと澤登さんは結びました。
こうした活動の様子は、Sunrise Projectのブログに紹介されています。
清水第七中学校吹奏楽部の演奏
この日のステージイベントの最後は、清水第七中学校吹奏楽部の演奏。まずユーミン・メドレー。おなじみのユーミンソングが次々と。続いて嵐のメドレー。こちらも聞いたことのある曲が続きます。そして、東北地方等復興への思いを込めたマイウェイ。すばらしい演奏で、住宅展に参加している住宅や機器メーカーの人たちも聞き入っていました。
アンコール曲は、いきものがかりの「ありがとう」。
住宅に関する情報はもちろん、それ以外の情報、イベントがぎっしり詰まった今回の「がんばろう!日本 住宅展in静岡開催」は、価値ある二日間になったのではないでしょうか。