私たち大人が出来ることは?
講演会「青少年を取り巻くインターネットの現状と対策」
~ 静岡県の「青少年非行・被害防止強調月間」に合わせ富士宮で開催!~
ライフサポートセンター東部は、今年度の子育て層向け生きがい作り支援のテーマを、引き続き「青少年とインターネットとの関わり」に焦点をあて、子供たちに携帯電話を持たせる責任として、私たち大人が出来ることは何かを考え、そのための有益な情報提供を各市・町で行うこととしました。
今月は静岡県の「青少年の非行・被害防止強調月間」にあたり、今回、富士宮市の教育委員会の後援をいただき、富士宮市の青少年育成センターが中心となり様々な取り組みを行う行事の一つとして社会教育課と連携し表題の講演会を開催致しました。
7月9日(土)午後2時00分から3時30分にかけて、富士宮市役所4階の会議室に於いて行い、梅雨明け直後の大変蒸し暑い日になりましたが20名を超える市民に参加をいただきました。
特に、ここ5~6年のIT技術進歩のスピードは目覚ましく、今の大学生でさえ中高生がどのように携帯電話等を利用しているのかよくわからないともいわれます。急速に普及し始めた技術であるため、国民の間の知識や感覚のギャップが大きく、そのギャップが青少年の携帯電話やインターネットの利用の実情を理解する妨げとなっているとも云われています。
今回の講演会は、そうした青少年と大人の間で利用実態の大きく異なる携帯電話等からのネット利用を中心に、青少年の利用実態と問題点の詳細と最近の中高生の間で流行っているSNSサイトを幾つか取り上げて最新の「インターネット利用の現状と対策」についてお馴染みのNPO法人イーランチ理事長の松田直子氏から分かり易く講義をいただきました。
今日、携帯電話の所有は小学生3割、中学生6割、高校生は97%、パソコン使用は小学生約8割、中学生では8割半ば、高校生は9割弱とまさに必需品になっています。一方で青少年がインターネットを通じて犯罪に巻き込まれるケースは急増の一途です。
未然に防ぐには親子のコミュニヶーションが重要との事ですから、子供に携帯電話を持たせる大人(親)の責任として今インターネットの世界で起きている現状をもっと知りながら親子の会話を考えることが大切ではないかと思います。そういう意味からは今回の参加者数を考えるともう少し関心を持って頂いてもよいのではないかと率直に思いました。
我々主催側の集客、広報活動をさらに工夫を加えながら社会的なニーズとしては高いものがあると思われますので、今後に繋げより多くの大人の方々に聞いて貰う努力をしていきたいと思います。
ライフサポートセンターしずおか