イベント報告
「今からはじめる老い支度」第2回開催!「金持ちより心持ち ~大往生の条件~」実施(沼津)

「今からはじめる老い支度」第2回開催!「金持ちより心持ち ~大往生の条件~」実施(沼津)
人生A・K・Aが大事
 (公財)静岡県労働者福祉基金協会ライフサポートセンター事業部では、生活協同組合コープしずおか、(財)静岡県労働者福祉事業協会と共同で、セミナー「今からはじめる老い支度」(沼津会場)第2回を6月10日(日)、沼津労政会館で開催しました。前回と同じ60名の方にご参加いただきました。
 講師は、佐久総合病院内科医、元南相木村診療所長の色平哲郎氏。NPO「佐久地域国際連帯市民の会(アイザック)」事務局長。佐久総合病院に入り信州の農村医療に取り組んで来られました。外国人HIV感染者・発症者への「医職住」 の生活・帰国支援を行い、95 年、タイ政府より表彰されています。著書も「風と土のカルテ」「大往生の条件」などがあります。
満員の会場
満員の会場
 まずは、テレビなどで、”スーパードクター”が取り上げられると、医療の現場では、患者と医師の間が気まずくなることを、ジョーク混じりに紹介。何でも治し、イケメンで話の上手い医師は存在しないことを説明。メディアからの情報に惑わされないよう注意しました。
 また、欧米先進国の医療費と日本の医療費を比較し、日本の本人負担が安いことを説明。日本のように皆保険を早くから導入した国は珍しく、アメリカなどではお金の多寡で、受けられる医療の水準が大きく異なることを紹介しました。
 日本の医師は総じて真面目で頑張っているが、医療の世界では診断できても治せない病気が多くなっている。そんな時代には「金持ち」より「心持ち」が大事なこと、「心持ち」とは家族関係を大切にすること、と説明されました。
講演する色平氏
講演する色平先生
 佐久総合病院は、農家が組合員であるため、治療を旨とする病院としての機能を越えて、病気予防のための健康指導をしてきたそうです。信州では、味噌汁の塩分を下げる指導が浸透するのに10年かかったとか。そうした成果が医療費の低減に役立っているそうです。
 色平先生は、大事なのは「A・K・A」だと言います。
A:当てにしない
K:期待しない
A:あきらめる
の3点です。日頃からこうした心構えでいれば、何かあっても動じることなく、健康も保てるそうです。
 ジョークもはさんでの楽しいお話に、会場は笑いが絶えませんでした。
 沼津会場では、7月4日(水)、「今からはじめる老い支度」第3回」として、葬儀コンサルタント二村祐輔さんによる「自分らしく、納得できる葬送とは?」が予定されています。参加費500円です。参加ご希望の方は、下記までお電話ください。
<月~金 9:00~17:00>
○コープしずおか組合員活動部 電話0120(71)8107
○コープしずおか葬祭サービス 電話0120(878)940

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