《今からはじめる老い支度シリーズ》第三弾
私のエンディングノートとお墓・供養の話~わたしのために、家族のために~
講師:二村 祐輔さん
於:浜松・沼津労政会館
浜松・沼津3回シリーズで開催して参りましたセカンドライフを応援する連続講座今からはじめる老い支度も最終弾となりました。今回、このシリーズではお馴染みの『二村祐輔』さんを講師に招き、私のエンディングノートとお墓・供養の話と題してお話いただきました。
主催:(株)コープライフサービス・(一財)静岡県労働福祉事業協会・(公財)静岡県労働者福祉基金協会(ライフサポートセンターしずおか)
(浜松会場:6月8日 浜松労政会館 参加者54名・沼津会場:6月11日 沼津労政会館 参加者53名)
昨今のお葬式は、昔と随分かわったと感じられる方が多くなったのではないかと思います。かつて、お寺や自宅で行うことが一般的であったお葬式も、ライフスタイルの変化に伴い徐々に変わりはじめていると言います。学校には「お葬式学科」なるものができ、今やお葬式も学ぶ時代。あるアンケートでは、葬式は必要ではない→34%・戒名はいらない→56%との結果からも、お葬式に対する考え方が伝統葬儀から現代葬儀へと移り変わり、これからは、文化に基づいてお葬式やお墓を考えていかなくてはならない時代入っていると言えそうです。
そして、終活とは何か?
①終焉のこと・・・エンディング
②事前に心づもりして・・・情報・学び
③活き活きとした人生を・・・生きがい
④豊かに過ごす事・・・習俗文化
どうしても避けて通る事は出来ません。
※エンディングノートとは(二村先生の書から)
自分の死後に残される家族のために、そして自分自身のために、遺族に伝えておきたい事や死後の希望、自分の思いなどをつづるものです。生前の意思表明といってもいいでしょう。
エンディングノートは自由に書けるが法的効力はありません。形式が厳しく決まっている遺言書ではありませんので、エンディングノートには自由に好きなことを書きましょう。なかには、「生きているうちから死を考えたくない」と思う人もいるかもしれませんが、自分自身、そして家族も納得できる最期を迎えるためにも、生きているうちに意志を書き残し、家族に伝えておくことが大切です。
気軽に書き込むことができるエンディングノートは、思い出や自分の考えをまとめていく上で有効ですが、遺言書のような法的な効力はありません。したがって、エンディングノートで希望や考えをまとめ、それをもとに、法的な効力を持つ遺言書という形にしておくことが望ましいといえます。
今後の予定は、2013年10月26日(土)13時より、静岡で開催する今からはじめる老い支度に再びお招きします。皆様のご参加をお待ちしております。
ライフサポートセンターしずおか