イベント報告
素敵な人生の締めくくり方~終活~ 今からはじめる老い支度

素敵な人生の締めくくり方~終活~  講師:武藤頼胡さん 
「今からはじめる老い支度」沼津での第二弾を、6月11日(水)午後1時より沼津労政会館にて開催しました。
(主催:(公財)静岡県労働者福祉基金協会(ライフサポートセンターしずおか)・(株)コープライフサービス・(一財)静岡県労働福祉事業協会/後援:静岡県・沼津市・(一社)静岡県労働者福祉協議会・静岡県労働金庫・全労済静岡県本部 静岡新聞社・静岡放送 参加者:47名)
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講師は、終活カウンセラー協会代表理事の武藤頼胡さんです。
武藤さんは、静岡県東部地域のご出身。年間130本以上の講演活動で全国をまわり、多くの方に終活の大切さを伝えています。
終活は日本発祥のもので、2009年週刊朝日が作った言葉。それまでは“葬儀やお墓の準備だけ”の話でしたが、今は“先の不安を解消し、自分を見つめ、今をよりよく自分らしく生きる活動”のことを意味しています。また、『終活カウンセラー』は、その活動をされる方々のお話をじっくり伺いサポートしていく案内人を言うのだそうです。
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全国各地で終活フェアが開催される中、近頃では、実際に棺に入る“入棺体験”も行われているとか。昨年開催のフェアでは、参加者の約1割(400名)がこの体験をされ、棺に入り蓋を閉じられた瞬間、『何も持っていくことができない』『健康で長生きしよう』『○○をしておけばよかった』と、人それぞれに感じたことはまちまちだったそうで、この体験から、自分の人生をどう生きるか、生きることの大切さを考えるきっかけになった人が多かったのではと言います。
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終活をする社会的背景には、核家族化や単身世帯の増加があり、死が個人化し、自分の死について自分で考えなければいけない時代に入ったことや、家族はいるが家族に迷惑をかけたくないという愛情によるものが理由として挙げられます。しかし、本人が家族に迷惑を掛けないと思っていることが必ずしも同じとは限らないので、家族に任せること、自分でやることを分けておくのもひとつの方法だとか。
エンディングノートは、未来の為の自分ノート、もしもの時のお役立ちノートにもなります。法的効力はありませんが、書いたことを誰かに伝えることができるので、是非活用してほしいものです。
素敵な人生を、後悔のない人生を送る為に、まずは人生の棚卸からはじめてみませんか。
また、予め考えておきたいこととして例を2つ。
①お葬式の第一歩は何を考えるか?
 →病院から連れて帰る場所。昭和52年を境に病院で亡くなるケースが増え、現在では80%を超えています。
②相続紛争、遺産分割裁判で最も多い遺産額は?
 →5000万円以下、そのうちの30%が1000万円以下で、遺留分を除いた残りの額でもめているケースが多いといいます。
今後の予定(素敵な人生の締めくくり方 武藤頼胡さん)
●2014年7月4日(金)13時~15時 浜松労政会館
●2014年10月8日(水)13時~15時 静岡労政会館
ライフサポートセンターしずおか

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