イベント報告
これからの家族と葬送・供養のあり方~今からはじめる老い支度浜松~

『今から始める老い支度』実施報告
講 師 : 井上 治代 氏
日 時 : 2014年6月28日(土)13:00~15:00
会 場 : 浜松労政会館
参加者: 53名
ライフサポートセンターしずおか及び㈱コープライフサービス、静岡県労働者福祉事業協会は6月28日(土)浜松市、静岡新聞等の後援、協力を得、「今からはじめる老い支度」第2弾「葬送と供養のありかた」についての講座を浜松労政会館で開きました。53名の参加者は戦後の核家族化と生き方の多様化、個人化に伴い大きく変化している葬儀・墓・供養の在り方に耳を傾けました。
講師の東洋大学ライフデザイン学科教授、NPO法人エンディングセンター理事長 井上治代氏から、自然志向の散骨や樹木葬、継承者を必要としない「脱継承」の墓の特徴や、増加する直葬・家族葬についてお話いただきました。
井上先生1
現代は家族機能が弱まり「一人世帯」は過去1位に。介護・看取り・死後の祭祀は既に家族では出来ない家族構成になっています。また子供がいる親でも子供たちに迷惑を掛けたくないなどを理由に、跡継ぎを必要としない墓を選ぶ人が増えているとのことです。
人が死に至るまでには、人としての機能を保ちながらも急速に、あるいは機能低下とともに徐々に、認知症のように機能が低いまま比較的ゆっくりと経過をたどるなどのパターンがありますが、いづれにしても誰もが100%その時を迎えることになります。
井上先生2
「自分らしく」どのように最期を迎え、どのように送られたいのか、準備をしておくことで不安の無い余生を楽しむことが出来ますとの講師の言葉に参加者は深く頷いておりました。
講座内で紹介された「桜葬」「樹木葬」には多くの方が興味を抱き、入会方法や費用、場所等について多数の質問がありました。
最後にコープライフサービスさんより静岡市内にも「樹木葬」墓園の開設準備が進められているとの案内がありました。
ライフサポートセンターしずおか

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