イベント報告
本当は怖いお口の病in袋井

『本当こわい お口の病』in袋井 実施報告
講 師: 森野 智子 氏 静岡県立大学短期大学部歯科衛生学科講師、静岡県歯科衛生士会副会長
参加者:23名
主 催:静岡県労働者福祉基金協会ライフサポートセンターしずか事業部
後 援:静岡県、袋井市、静岡県立大学短期大学部、静岡県労働者福祉協議会、静岡県労働金庫、全労済静岡県本部、生活協同組合ユーコープ
ライフサポートセンターしずおかでは、「本当はこわい お口の病」の講座を9月20日(土)袋井市の総合センターにて実施しました。
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講師の森野智子氏(静岡県立大学短期大学部歯科衛生学科講師)からは「歯の構造と歯磨き」の説明に続き「高齢者と歯の数の推移」「歯周病と全身の病」「今までの虫歯と新たな虫歯」「ドライマウス」についてお話を伺いました。
「歯周病で気を付けなくてはいけない点は、初期の段階では目立った自覚症状がほとんどないということです。知らぬうちに症状が進行し、歯肉が退縮したり、歯槽骨がさがり、歯がぐらぐらになることもあります。更に、歯周病原菌が血液中に入り、動脈硬化、心臓内膜炎症、脳血管疾患などを引き起こす場合もあります。このように歯周病は口のなかだけにとどまらず、全身の健康に大きな影響をおよぼす怖い病気だ」とのことです。 歯周病予防には歯と歯肉の境目に歯垢を残さないよう、適正な歯磨き剤を使い正しく磨くのが大切だと再認識しました。
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「今までの虫歯と新たな虫歯」では、虫歯は飲み物や食べ物のカスが酸化し歯のエナメル質を溶かしていく病です。進行するに伴い痛みを感じるようにもなります。これまでは食べかすの糖分の酸化によって虫歯になる傾向が多かったのですが、現代では、日常的に摂る炭酸飲料水やドレッシング、調味料そのものが酸性食物であることから、歯は常に溶かされやすい条件下にあります。
虫歯予防には酸性食物かそうで無いかによって食後の歯磨きのタイミングをズラスのも一つの方法にあるとの説明でした。 
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なかなか症状を現さない「お口の病」は決して「ほっとけない病」です。
身体の健康診断同様、口の中の「定期健診・ケア」で歯周病、虫歯の予防を心掛けましょう。

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