イベント報告
素敵な人生の締めくくり方~今からはじめる老い支度 静岡~

今からはじめる老い支度 素敵な人生の締めくくり方 ~静岡~
「今からはじめる老い支度」静岡での第二弾を、10月8日(水)午後1時より静岡労政会館にて開催しました。
(主催:(公財)静岡県労働者福祉基金協会(ライフサポートセンターしずおか)・(株)コープライフサービス・(一財)静岡県労働福祉事業協会/後援:静岡県・静岡市・(一社)静岡県労働者福祉協議会・静岡県労働金庫・全労済静岡県本部 静岡新聞社・静岡放送 参加者:26名)
講師は、終活カウンセラー協会代表理事の武藤頼胡さんです。
武藤さんは『終活カウンセラー』生みの親で、『終活』という考え方を普及するための講演活動を国内・海外あわせ、年間200本以上行っています。先日は、日本人移住者が多いハワイで講演されてきたとか。
武藤先生
終活は日本発祥のもので、2009年週刊朝日が作った言葉。『終活』とは旅立つための準備と思われがちですが、本当は“先の不安を解消し、自分を見つめ、今をよりよく自分らしく生きる活動”を意味するもので、『終活カウンセラー』は、その活動をされる方々のお話をじっくり伺いサポートしていく案内人を言うのだそうです。
最近、全国各地で終活フェアが開催される中、実際に棺に入る“入棺体験”が人気を集めているのだそうです。棺に入り蓋を閉じられた瞬間に感じたことを聞いてみると、
『○○をしておけば良かった!』 『健康で長生きしよう・・・』
など、さまざまな想いや感想が聞けたそうです。
中でも『あぁ私、何も持って行けないんだな』というある女性の感想がとても印象深く、この体験から、自分の人生をどう生きるか、生きることの大切さを考えるきっかけになった人が多かったのではと言います。
全体
終活が急速に広まった背景には、核家族化や単身世帯の増加があります。『おひとり様』や『孤独死』という言葉が当たり前のように使われる今、死も『個人化』が進み、”最期の幕引きを自分で考える時代”となったこと、また、死後、”家族に迷惑をかけたくない”という愛情によるものが理由として挙げられます。しかし、自分が『迷惑をかけまい』とした行為が、家族が本当に望んでいることでしょうか、自分で全てを完結させるのではなく、家族に託すこともまた愛情ではないのでしょうか、と武藤さんは言います。
そんな時、お勧めしたいのが”エンディングノート”です。何度でも書き直しのきく、未来の為のお役立ちノートです。法的効力はありませんが、自分の『想い』を伝えることができる身近なアイテムのひとつとして利用されている方も増えてきているようです。是非”エンディングノート”を活用してみませんか?
棚卸
素敵な人生を、後悔のない人生を送る為に、まずは人生の棚卸からはじめてみませんか。
ライフサポートセンターしずおか

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