『脳いきいき講座 in 和地協働センター』 開催
日 時 : 2014年11月9日(日)13:30~16:00
会 場 : 浜松市 和地協働センター
参加者: 35名
主 催 :ライフサポートセンターしずおか・浜松市社会福祉協議会 和地地区社協
後 援 :浜松市・浜松市社会福祉協議会
ライフサポートセンターしずおか西部では、浜松市和地地区社協と共同で「脳いきいき講座」(認知症予防講座)を11月9日(日)浜松市の和地協働センターで実施しました。
日本早期認知症学会理事長の志村先生は、「どんなに簡単なことでも、もともと知らないことは思い出せない。知っていたことを思い出せなくなるのとでは意味が異なる」と具体的な例を上げ、認知症の症状を正しく理解するための症例を話されました。また、脳のそれぞれの部位に於ける役割や、「前頭葉」と言う組織が人間の行動の司令塔であり「認知症」と深く関わっていること。そこがお休み状態になると認知症になりやすく、予防には前頭前野の活性化が大切であるとのお話をされました。
参加された皆さんは、日本認知症ケア学会代議員の奥山先生の指導のもと、前頭葉機能の元気度をチェックする「漢字色別テスト物語編」を体験し、自身の脳の元気度を確認されました。このテストは、漢字の色別と物語の内容を覚える作業を同時に正確に行うことが求められます。
採点もとても気を遣う作業でしたが、地区社協の役員の皆さんには事前に採点方法を実習していただけたこともあり、当日の採点作業はスムーズに進められました。
最後に、奥山先生より結果の見方と認知症予防の為の生活習慣の改善についてのお話がありました。
食事療法では赤ワインやゴマ、大豆に含まれるポリフェノールに効果があると言われているが、立証にはまだ何十年もかかるだろうとのこと。また脳血管性の認知症の予防にはコレステロールを減らす働きがあると言われるオリーブオイルの紹介がありました。
重要なことは、前頭前野機能を低下させないことであり、「いつまでも意欲を持続させる」「自分で計画し実行する生活」「人と人との交流を続ける」の『意欲・自律・交流』を心掛け生活することの大切です、とお話をされました。
ライフサポートセンターしずおか