~知っ得情報講座~ ネットの落とし穴 in 長泉
11月22日(土)10:00より長泉町のユーコープ桜づつみ店コミュ二ティルームにて、インターネットがきっかけとなるトラブルや悪質商法の事例と対処について解説する「ネットの落とし穴」講座を開催しました。(参加者:17名)
主 催:(公財)静岡県労働者福祉基金協会 ライフサポートセンターしずおか事業部
共 催:静岡県労働金庫
後 援:静岡県・静岡市・長泉町・静岡県労福協・全労済静岡県本部・生活協同組合ユーコープ
講師は、伊豆の国市で司法書士事務所を開設している山田茂樹先生をお招きしました。
山田先生は、消費者問題のプロとして、クレサラ、オレオレ詐欺、マルチ商法など数々の事件を解決に導き、被害者救済に日々奔走しておられます。
講師の山田茂樹先生
インターネットの普及率は年々高くなり、広く国民に浸透している状況にありますが、それに追随するようにネット被害に遭う方も増えていると思われます。
今回の講演「ネットの落とし穴」は、日頃、電話相談などで受ける“詐欺まがいの商品売りつけ”や、“アダルトサイトに入ってしまった”、“偽セキュリティーソフト広告に引っ掛かってしまった”等、日常的に被害にあわれている方が多いこともあり、とても参考になる内容でした。
また、本人になりすましてネットバンキングのID・パスワードなどを聴きだし、金銭の搾取などをする“フィッシングサイト”といわれるものもあるとのこと、そのようなメールが来た場合は、金融機関のホームページを確認するか、直接店舗に出向いて事実関係を確認することが肝心だと話されました。
その他、消費者庁は悪質通販サイトを公表している事や、消費者庁越境消費者センター(CCJ)では、「模倣品を販売するウェブサイトを見抜く4つのチェックポイント」を掲載しているので検索してみることも大事だそうです。
まとめとして、インターネット取引は利便性がある反面、
①広告表示⇒申込み⇒決済までが一連の流れでできているケースが多いので、表示に誘引されてそのまま契約をしてしまいやすい側面がある。
②信用があるように装うことが容易なので⇒会社を立派に見せること、評判のよいショップであると装うことが簡単に出来ます
③相手が誰であるかわかりにくい(匿名性)
などと話され、申し込みのクリックをする前に、一呼吸おいて今一度冷静に考える時間と慎重に調べる時間を取ることが重要と締めくくりました。
ライフサポートセンターしずおか