イベント報告
富士市で【脳いきいき講座】を開催

富士市で「脳いきいき講座」を開催
ライフサポートセンターしずおか岳南は、中高年生活者の生きがいづくりの一環として「脳いきいき講座」を2015年2月8日(日)、富士市中央町のラ・ホール富士で開催、103名の皆様にご参加いただきました。(主催:(公財)静岡県労働者福祉基金協会ライフサポートセンター岳南事務所、後援:富士市、富士・富士宮地区労働者福祉協議会)
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誰もが患うと予見される認知症をテーマに取り上げ、予防に効果的な生活習慣の改善や生き生きと元気に過ごすためのヒントを探りました。講師を務めたのは、日本早期認知症学会理事長の志村孚城先生と日本認知症ケア学会代議員の奥村恵理子先生。
脳2
志村先生は、65才以上の認知症推定出現率とその予備軍とされる軽度認知障害の出現率は28%に上ると言うデータを指摘し、発症の危険因子が加齢であり、高齢者の4人に1人以上が当てはまるという現状を強調。その上で、「本人も苦しいし、介護する家族も大変。従って、ならないことが自分や家族の幸福になる」と予防の意義を説きました。又、国の医療費増大の原因となっていることや、生産人口が介護現場に充てられることにより、国の成長の妨げにもなっていると説明しました。
脳3
その一方で予防に向けては、予防薬は無い為、生活習慣によって老化以外の危険因子を取除くべきと説明。できるだけ早期の発見に努めたり、加齢による脳機能の低下に合わせた予防や予防効果を確認したりすることが重要だと、認知症予防の必要性を訴えました。
また、奥山先生は、脳の中でも行動の司令塔となる前頭葉機能の維持を挙げ、「自分で努力することで予防は可能。早期に対応すれば進行の抑制も可能」と言い、その為には、「いつまでも意欲を持続させる」「自分で計画して実行する生活を送る」「人と人とのの交流を続ける」・・・の3原則を強調されました。
講演終了後、参加者から認知症についての質問がされ、関心の高さが伺われました。
 また、アンケートにもご協力を頂き、「意欲・自立・交流の言葉を忘れず、今後の生活に活かしていきたい」「大変参考になった」「日頃から生活習慣に気をつけて前向きに生活したいと思います」等、多くの方からご意見や感想を聞かせて頂きました。
皆様のご参加ありがとうございました。
ライフサポートセンター岳南

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