イベント報告
今からはじめる老い支度 生死一如  川村妙慶さんを迎えて

『今からはじめる老い支度 生死一如 これでよかったと思える人生を今から』 開催報告
講 師 :僧侶・フリーアナウンサー 川村 妙慶さん
浜松開催: 2015年9月15日(火)14:00~15:30  浜松労政会館 参加104名
沼津開催: 2015年9月16日(火)14:00~15:30  沼津労政会館 参加 75名
セカンドライフを応援する連続講座「今からはじめる老い支度」の第2回目を浜松、沼津労政会館にて開催しました。
「これからの人生を更に楽しく、有意義に過ごすため」そして、どなたにも訪れる人生の終焉のときを「悔いなく、不安無く迎えられるように」 講座を通じ、その備えのためのヒントを得てもらおうと、3回の連続講座として行っております。
今回は僧侶でありフリーアナウンサーでもある川村妙慶氏を講師に招き、「生死一如(しょうじいちにょ) ~これでよかったと思える人生を今から~」をテーマに、お話しを伺いました。
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妙慶さんは福岡県の真宗大谷派のお寺で育つもアナウンサーを目指し、短大卒業後はアナウンサー養成学校に入学されました。卒業後、放送タレントとして活躍を始めましたが、僧侶である父親が亡くなるなどの事情により寺を再興するため僧侶の道を選択、街のイベント等にも出かけ仏の教えを話したり、法話会を開く活動をされてきました。またインターネットではじめた「日替わり法話」には、全国から多数の感想や相談が寄せられているなど、自身の経歴についての紹介がありました。
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テーマ『生死一如』とは、「生きると死ぬは表裏一体にあり、苦しくて暗くていやな「死」を真剣に観、理解を深めることで、生きる喜びの有り難味を感じられるものです。」と意味合いを説かれました。
また、人間は自分を中心に比較したがる動物で、その結果、優越感に浸り、また逆に心を痛め、病に至ることもあります。物事にはすべて「良い面、悪い面」が存在していることを認め、結果(答)だけに囚われ右往左往することなく、一旦立ち止り、「なぜ、どうして?」と自分自身に『問い』『学び』『観察する』ことが、人を成長させると人間の性と成長の路について話されました。
そして、人間の抱く5つの怖畏(死への怖れ、地獄への怖れ、悪評への怖れ・・など)について触れ、「人生はどんなにもがき、逃れようとしてもどうにもならないことがある。その現実世界を引き受けてこそ『これでよかったと思える生き方』ができると説かれました。
最後に『これからが、これからを決める』との生き方を示す言葉を残されました。
妙慶さんのお話を聴かれた皆さんからは、「一言も聞きの逃してはいけないという気持ちで拝聴。こころに残る言葉を沢山いただいた」「生き方を考えさせられた」「心に沁みる良いお話を聞かせていただいた」「いろいろと思うようにいかない人生で、友達を妬む自分が嫌で参加。“自分は自分”輝いて生きていこうと思う」など、心に沁みる言葉に癒され、これからの生き方に元気をいただけたとの声が多数寄せられました。
ライフサポートセンターしずおか

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