イベント報告
楽しく食べて、健康に!開催

『楽しく食べて、健康に!』開催報告
日 時 : 20115年9月19日(土)14:00~15:30
会 場 : 掛川市生涯学習センター 第4会議室
講 師 : キユーピー㈱ 社員 妻谷 勝弘氏
参加者 : 75名
「食」をテーマにした健康講座「楽しく食べて、健康に!」を掛川で開催しました。(主催:公財 静岡県労働者福祉基金協会ライフサポートセンターしずおか 後援:掛川市、東遠地域労働者福祉協議会、静岡県労働金庫、全労済静岡県本部、生活協同組合ユーコープなど)
この講座は、キユーピー㈱が「食生活と健康について」の正しい情報の提供を目的として一般消費者、食育に関わる教育関係者、栄養士をめざす学生などを対象に講演を実施しているものです。当掛川会場には、在職時代、研究部門やマーケティング、広報、品質などの各部門で活躍され、退職後は国内各地を奔走し講演をされています妻谷勝弘氏を講師に派遣いただきました。
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妻谷さんからは日本が世界一の長寿国であることや「還暦 古希 喜寿」など歳祝いの言葉の意味、高齢期の栄養摂取の重要性、噛む・飲込む動作の衰え防止等についてのお話を伺いました。
「飽食時代にある日本の食生活のなかで『栄養失調』はあると思いますか」との講師の問いに対し、参加者の多くは「ないだろう」との意思表示でありましたが、「人間は高齢になると体内の栄養が減少するため、毎日3食しっかり食べていても、栄養の摂りかたが偏っていたら栄養失調になることもある」との説明。また「食事で摂取された炭水化物、たんぱく質、脂質・・などの栄養素は体内では一番低いレベルの物質に左右されるため、どの栄養素もバランスよく多様な食品を摂ることが栄養失調防止に重要」とも話されました。
また、栄養素のタンパク質、カルシウムについての説明もされ、「タンパク質は体の20%を占め、それが減少すると貧血、転倒などの要因になる。逆にしっかり摂れば老化を遅らせることもできる栄養素で、卵は手軽なタンパク源。 「乳製品を多く食べる外国の人に比べ、日本人は少ないのでカルシウム摂取量も少ない。特に男性よりも多くを消費する女性は意識して摂る必要がある。カルシウム不足は骨粗鬆症の原因にもあり、日本人の場合、女性の発症率が高いことにも関連している」とのことでした。
高齢期の健康維持には十分な栄養摂取が必要であり、「10食品群チェックシート」を活用しバランスの良い食事に心がけたいものです。
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高齢になると衰えがちな「噛む力、飲込む力」を維持向上し、顔の表情も豊かにする「パタカラ体操」の紹介もありました。
講演会終了後も講師への質問が続くほど、食べることと健康についての感心は高まったようです。
ライフサポートセンターしずおか

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