イベント報告
加藤明生さん

My Life My Way
地域でも助け合いたい
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加藤明生さん
【全労済静岡県本部はライフサポートセンター設立4団体のうちのひとつ。そこで職域推進課長として働く加藤さんは、かなり忙しい人だ。にもかかわらず、地域の活動に関わりたいという気持ちが強い。職業柄もあって、困ったときはお互い様、という互助の精神が身についているのだろうか。加藤さんは「災害ボランティアコーディネーター」である】
-災害ボランティアは分かりますが、コーディネーターとはどんなことをするのですか。
東海地震が発災した際に、全国からボランティアが集まると考えられます。このボランティアと、被災者のニーズをつなぐのが、災害ボランティアコーディネーターです。
-すると、発生の確率が高いといわれる東海地震の際は、自分の家が無事であれば、活躍されるわけですね。そもそもコーディネーターになろうと思ったきっかけは何ですか。
静岡県労働者福祉協議会(※ライフサポートセンター設立4団体のひとつ)に出向していた際に、静岡県で養成講座を行っており、参加したのがきっかけです。いまひとつの理由は、地域において顔のつながりが少なかったので、これを深めたいという気持ちもありました。老後の地域におけるコミュニケーションのことも若干気になりました。
-地域での顔は広がりましたか。
仕事があるので土日くらいしか活動に出席できませんが、ネットワークが広がったことは確かです。今まで付き合いのなかった年齢の高い方とも話ができるようになりました。
-コーディネーターとしての訓練はどのようにするのですか。
防災の日にボランティア本部の立ち上げ訓練をするなどしています。
【取材メモ】東海地震の可能性が公表されてから40年あまり。このところ静岡以外での地震発生が目に付きます。それがむしろ不安に感じる今日このごろです。いざ大地震となれば、とりあえずは自分の身は自分で守らなければなりません。加藤さんのようなボランティア活動は、地域にとってかなり重要な役柄となります。頼もしく感じるとともに、加藤さんの出番が少なくて済むような自助努力をしなくては、と考えました。
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