~お疲れではありませんか?悩まない、疲れない、自分にやさしく~
支える人のケア
11月15日(土)午前10時より、ALWFロッキーセンターにて『支える人のケア』を開催しました。
(主催:(公財)静岡県労働者福祉基金協会(ライフサポートセンターしずおか)/後援:静岡県・静岡市・(一社)静岡県労働者福祉協議会・静岡県労働金庫・全労済静岡県本部・生活協同組合ユーコープ 参加者:45名)
第一部は、静岡県立静岡がんセンター腫瘍精神科部長 松本 晃明先生より『あなたがまいってしまわないために』と題しご講演いただきました。
「2人1組になってじゃんけんして下さい。負けた人は勝った人の肩をたたいてあげて下さい。」の先生の掛け声に、笑い声が漏れ会場が一気に和みます。
「次は交代です。その後、自分が誰を支えているのか、1分くらいでお互いに話してみて下さい」。
会場で初めて会う人でも、支える辛さを話すことが出来たのか、参加者の顔が少し明るくなった気がしました。
現在、長寿化、少子高齢化、老々介護、労働環境の変化等、支えを必要とする人は増加傾向にあり、それに伴い『支える人』も増加しているそうです。私たちは、支えを必要としている人に目が行きがちですが、支える人への身体的・心理的・社会的・経済的な負担もとても大きい、と言います。
一例として、家族の介護に関わる人(支える人)は、介護中心の生活になるため、仕事を辞め、近所付き合いや友達とも疎遠になり・・・というように、外との関わりが自然と絶たれてしまうそうです。
そこで、『支える人がまいってしまわないためのキーワードが”睡眠”と”つながり”です』と松本先生。
睡眠は健康を維持するための大切な要素であり、良い睡眠が取れないことは、集中力や作業効率の低下だけでなく、メンタルや寿命への影響など上げればきりがありません。しっかり眠れているのか、自分自身のケアも大切です。
また、「支えられる人」「支える人」ともに、孤立化の悪循環に陥りがちです。意識的に外との関わりを持ち、たまには外出をして気持ちをリフレッシュすることが必要です、とお話になりました。
第二部は、「稲木良光とロイヤルジャパンアンサンブル」による生演奏。「稲木良光とロイヤルジャパンアンサンブル」のみなさんは、県内で活躍されるプロの音楽科で、年間130回以上の演奏会などで活躍中です。この日は、電子ピアノ、コントラバス、バイオリンによる演奏で、参加された方はゆったりと聞き入っていました。
ライフサポートセンターしずおか