イベント報告
静岡大学消費生活科学専攻「卒業研究発表会」開催

静岡大学消費生活科学専攻「卒業研究発表会」開催
 1月29日(土)午後、静岡市産学交流センターにて、静岡大学消費生活科学専攻の卒業研究発表会が開かれました。LSCは前半の発表を聴講しました。大学生たちが選んだテーマの中で興味深かったものを列挙します。
・男性の育児休業取得とそのプロセス
・ホームレスの自立支援を行っているボランティア団体に関する研究
・『暮らしの手帳』の「家庭学校」からみる家庭生活の変化
 これらの研究を、短時間の中でプレゼンテーションしなければならないので、学生の皆さんは緊張気味。また、研究の目的や方法を説明し、結果と考察を導き、かつそこに至るまでの論理構築のあり方も問われます。プレゼンテーションの後の質問も、どんな角度から飛んでくるのか分りません。
 学生の皆さんの一生懸命な姿を見る事は、LSCにとっても大いに刺激となりました。
研究発表会

2/19脳いきいき講座満員御礼!

2/19脳いきいき講座満員御礼!
 おかげさまで、2月19日静岡労政会館で実施する「脳いきいき講座」は満席となり、受付を終了いたしました。ありがとうございました。

静岡で無料法律相談会実施

静岡で無料法律相談会実施
 静岡大学法科大学院とライフサポートセンターしずおかは、12月22日(水)午後、第16回「無料法律相談会」を静岡労政会館で実施しました。
 相談には予約申込された12組が来訪。法科大学院生と弁護士による相談を各1時間程度をかけて実施し、好評をいただきました。
 
準備する静岡大学法科大学院の皆さん
無料法律相談会
次回は、2011年3月16日午後、同会場にて予定、申込につきましては、後日ご案内いたします。
なお、この相談会は、無料法律相談を初めて受ける方のみとさせていただいております。
予めご了承下さい。
ライフサポートセンターしずおか

おやこおこづかい教室、にぎやかに開催(島田)

おやこおこづかい教室、にぎやかに開催(コープしずおか島田店にて)
 12月18日(土)、島田市内にて「おやこおこづかい教室」を開催しました。主催はライフサポートセンター中部、静岡県労働者福祉基金協会、後援は志太榛原地区労働者福祉協議会、生活協同組合コープしずおか静岡県労働金庫、企画運営は静岡ライフプラン設計相談室です。14人の子供達とその保護者の方に参加いただきました。
後援いただいた志太榛原地区労福協、片山会長にご挨拶いただきました
労福協会長
 「おやこおこづかい教室」は、ライフサポートセンターしずおかが年間3~5回実施している看板イベントです。小学生とその保護者を対象に、子供達がお金の大切さや使い方を学ぶとともに、保護者の皆様にはおこづかいの与え方などを案内します。今回は3テーブルに分かれて行いました。
熱気あふれる会場
会場風景
 メインは何と言っても、ゲームを通じて子供達が模擬紙幣を使っておこづかいの使い方を学ぶ時間。最初はやや緊張気味の子供達も、ゲームが進むにつれ、歓声が上がったり立ち上がったりしてすっかり馴染んできます。
こづかい帳の書き方を説明する山川講師
こづかい帳の書き方説明
 このゲームを指導してくれるのが、企画運営の静岡ライフプラン設計相談室代表山川さん。普段はファイナンシャルプランナー(FP)として活躍しています。そして、ゲーム進行を支えるのがボランティアの6人の皆さん。テーブルごとにゲームリーダーとバンカーの役を担っています。いずれも静岡県労働金庫の職員の皆さんなので、おカネのプロ。頼もしい限りです。
おカネの受け渡しは必ず両手で
お金の受け渡しは両手で
 以前はボードゲームを使用していましたが、最近はサイコロ4個を振って4枚のカードをめくって行くカード形式のゲームを使用しています。1周ごとにバンカーさんから定額のおこづかいをもらい、引いたカードの指示に従ったり、自分で買い物をするかしないか選択したりしながら進んで行きます。ここで大切なのは、保護者の方が子供の決断に口をはさんではいけないこと。子供自身に考えてもらうのが、このゲームの目的なのです。
テーブル風景
テーブル風景2
テーブル風景3
 正味1時間半のゲームはあっという間に過ぎ、その後講師の山川さんが、保護者の皆さんに、子供へのおこづかいの与え方を説明します。また、子供達には一人ずつ修了証が手渡されます。
 外は寒い冬の朝でしたが、会場は熱気にあふれていました。
 ライフサポートセンターしずおかでは、「おやこおこづかい教室」を来年も継続して実施する予定です。スケジュールはホームページを通じて発表しますので、お楽しみに!

ロジックモデルを使ってLSCの目標・活動を役職員で論議

ロジックモデルを使ってLSCの目標・活動を役職員で論議
 ライフサポートセンターしずおかは12月16日(木)、静岡労政会館にて「ロジックモデル」を使ってLSCの目標・活動を議論しました。
講師の日詰会長
講師の会長
 「ロジックモデル」とは、活動と目標の論理的なつながりを示した1枚の図で、1970年代に米国のシンクタンクによって開発された手法です。少人数でのグループ討議がベースになるところから、4班に分かれて実施しました。ライフサポートセンターしずおか(LSC)では2007年に1度スタッフが実施していますが、設立以来4年余りが経過し、活動も形の見えるものになってきたことから、このタイミングであらためてLSCのミッション(目指すもの)や展望、具体的施策を検討する素材とするために開催することとしました。加えて、スタッフのみならず、LSC役員(幹事)も加わり幅広い観点から議論することとなりました。
グループ(班)ごとに分かれます
4班に分かれて
 この手法には様々なバリエーションがありますが、今回は外的要因(自然環境、世論、出来事、法制度動向、市場動向など)と他の活動主体や外的サービスの動き(企業、自治体、NPOなど)についてあらかじめ用意した台紙を使用し、まず最終成果・ミッション(めざすもの)を班ごとに議論し、さかのぼって中長期、短期の成果を検討、さらにそれらを達成するためのプロジェクトを考え出すという一連の作業を役職員が頭と手をフル稼働させて行いました。
 ミッションは、2006年にLSCが設立された際の趣意書があるため、どの班もこれを意識した内容となりました。
各班の様子
グループワーク2
グループワーク3
グループワーク4
グループワーク
 中長期の成果(目標)については、「信頼して相談できる場所がある」、「支え合いができる社会」、「生きがいのある暮らし」、「人と人とのつながりができる」、「福祉ネットワークの構築ができる」、「暮らしの相談機能が充実」、「安心して子育てができる」、「消費者被害が少なくなる」、「安心して介護ができる」、「雇用の不安が無くなる」、「誰でも集まれる居場所がある」、「親がいなくても見守る目がある」など盛りだくさん。
 これらを達成するために短期の成果を検討し、最後に具体的なプロジェクトを考え出すのです。
 それではどんなプロジェクトが提案されたか、一部をご紹介しましょう。
 ・居場所をつくる(老若男女が集える)
 ・雇用創造かつスキルアップのための事業を行政から受託する
 ・新社会人育成プロジェクト
 ・子育て支援
 ・消費生活出前講座
 ・婚活
 ・支える人のケアセミナー
 ・休耕田畑を生かす畑作り
 ・知らせる活動
 ・相談機能の充実
 ・ネットワーク構築
 などなど。
 一見抽象的な項目もありますが、実はこのプロジェクトを実現するために、どんな活動をし、どんな資源を確保し、誰を対象とし、実現すればどんな結果が想定されるのか、に至るまで話し合いで書き出しています。しかも、アイデアは数多く出され、付箋が台紙からはみ出てしまう班もありました。
1班の発表
1班発表
2班の発表
2班発表
3班の発表
3班発表
4班の発表
4班発表
会長講評
会長講評
 実質的にはわずか3時間余りでしたが、参加役員・スタッフの顔には、集中力を使い切った満足感があふれ出ているように感じました。
 この日の議論を今後の活動に生かして行きたいと考えます。 

今からはじめる老い支度最終回開催(沼津)

セカンドライフを応援する連続講座
今から始める老い支度シリーズ! 盛況のうちに終了!!
最終講座「現代お墓事情」in沼津

 定年後を意識して「これからの人生」を豊にするためのセカンドライフを応援する連続講座「今からはじめる老い支度」シリーズ、4回目の最終講座を12月9日(木)沼津労政会館において行われ、シリーズ全般盛況のうちに終了いました。
 この連続講座はライフサポートセンターしずおかコープしずおか、静岡県労働福祉事業協会の共同主催で実施してきました。
 4回目の最終回は「現代お墓事情」をテーマに、東洋大学教授でありNPO法人エンディグセンター理事長の井上治代講師に講演を頂きました。参加された方は41名でした。
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 井上講師は、現代のお墓事情の特徴を1990年代以降「葬送」の山が動いたと説いておられました。戦後、民法の改正で家督・財産相続権が変わり、その後の高度経済成長とともに家・家族制度なりライフスタイルをも大きく変わりました。そうした流れが世の中を集団から個人へ、また人の価値意識の転換も大きく進み「無縁社会」と化し、死とか埋葬をめぐる思考も大きく様変わりを見せました。その結果、伝統的葬祭文化が形骸化し、新たな葬送・お墓文化の社会化を考えなければならない「現代お墓事情」を訴えておられました。そして今葬送、お墓の分野に何が起きているのかを具体的に国内外の事例をパワーポイントを添えて詳しくお話を聞かせてもらい、参加者の皆さんからも大変参考になったと講師にお礼を述べておられました。
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 今回を持ってこのシリーズ終了となりますが、少し前まではこうした「老い」とか「死」に関するセミナーは縁起でもなくタブーなテーマでした。時代が変わり、社会も変わり、核家族化、少子高齢化が進み晩年は夫婦二人、最晩年は独居生活が主流になりつつある現代、人生のエンディングとか自分の死後の始末について考えておきたいと考える方々がこの問題に向き合い始めた感があります。
 今回の老い支度シリーズも毎回、盛況で質問や意見がたくさん出て団塊世代以上層の関心の高さが伺え、開催者としても今後に繋げたいと考えます。

埼玉県労働者福祉協議会視察来静

埼玉県労働者福祉協議会視察来静
 12月7日(火)午後、埼玉県労働者福祉協議会より宮本理事長、竹花専務、永田事務局長の役員3名が静岡視察に来訪されました。静岡からは静岡県労福協、福祉基金協会、ライフサポートセンターしずおかが出席し、静岡の現状を説明したあと、意見交換を行いました。
埼玉労福協来静

なぜなる?どうする? 認知症!IN御殿場

なぜなる?どうする? 認知症!IN御殿場
12月4日(土)、御殿場市民交流センター「ふじざくら」に於いて、サポートセンター東部としては今年4回目(三島・伊東・富士に次ぐ)の「脳いきいき講座(なぜなる・どうする認知症!)」を開催しました。
 今回も御殿場市、北駿地区労働者福祉協議会、駿東勤労者福祉サービスセンターの後援を頂き協力をしてもらいました。
 当日は、小春日和の抜けるような青空に七合目あたりまで雪化粧した世界一の富士山を眺望する会場にボランティアでお手伝いいただいた市の認知症キャラバンメイト、地区労福協の役員の方がたを含め、総勢55名の参加者にお集まりをいただきました。
<講演会会場風景>
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 今回は特に御殿場市から大変手厚い後援を戴きまして感謝に耐えません。介護福祉課のはからいで市の「認知症キャラバンメイト」の方々8名の皆さんにボランティアでセルフチェック体験の集計作業を担っていただきました。スムースに集計がはかどり、受講者の皆さんに結果をお知らせする事ができ、ほぼ予定通りの時間で講演会が終了する事ができました。心から感謝いたします。有難うございました。
<セルフチェック体験のサポートをするキャラバンメイトの皆さん>
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 超高齢化国に向かっている日本にあって認知症は一つの社会問題になっています。それだけに関心度が高く毎回沢山の市民の皆さんの参加をいただいております。医学的にまだまだ未解明のところが多い認知症ではありますが、より認知症を理解し、その予防策の知識を得ようと講師の話を真剣に聞き入る参加者の皆さんの眼差しが印象的でした。
 お手伝いいただいた認知症キャラバンメイトの皆さんから、今度は日頃世話をしているケアーマネージャー向けのセミナーを開催してほしいとの要望もありましたので今後検討したいと思っています。

「支える人のケア」開催(静岡)

「支える人のケア」開催
 12月4日(土)13:00~静岡音楽館AOIにて、「支える人のケア」を開催しました。
 主催:ライフサポートセンターしずおか静岡県労働者福祉基金協会
 後援:静岡市保健所静岡県労働者福祉協議会生活協同組合コープしずおか
 この企画は、ライフサポートセンターしずおかが平日行っている「暮らし何でも相談」の内訳のうち、昨年来「心の悩み」が急増していることを受け、何か皆様のお役に立てる場を提供したいとの思いから新企画として準備したものです。
 「心の悩み」と言ってもその内容、原因は様々ですが、私たちは、うつ病や介護が必要な方を支えている方々の中にも悩みをお持ちの方が多いということを毎日の相談の中から気づいていましたので、「支える人のケア」と題した企画とし、かつこの問題に関心のある方であればどなたでもご参加いただけるよう広報しました。
 50名の定員で募集開始したところ、瞬く間にお申し込みが入り、加えて静岡新聞やNHK静岡放送局でも記事や放送で広報にご協力いただき、さらに後援をいただいた静岡市保健所のご尽力で、広報「静岡気分」にも掲載されたため、定員オーバーとなりました。私たちは会場スペースに余裕があることや、何よりこれだけの参加希望者があるということは、この問題が社会のニーズの大きさを示していると考え、開催前日まで受付を続けました。その結果、150名近い方からのお申し込みがありました。
 当日は131名が来場され、第1部は講演「知りたい!うつ病と家族、介護と燃え尽き症候群」と題し、静岡市こころの健康センター精神科医の佐野光正(てるまさ)先生より講演いただきました。
 お話は最近のうつ事情の説明から始まり、概要次のようなお話をいただきました。
参加者で埋まった会場
第一部講演
講師の佐野光正先生
第1部その2
*最近のうつ病事情
1.抑うつ症状
 ・外観上の特徴(元気がない、口数が少ない、笑顔がない等)
 ・精神症状(ゆううつ、せいせいしない、おっくう、疲れやすい、悲観的等)、身体症状(不眠、食欲低下等)
2.原因による分類
 ・身体因性(器質性、症状性、精神作用物質による)
 ・内因性(統合失調症、躁うつ病、内因性うつ病)
 ・心因性(抑うつ神経症、抑うつ反応)
3.治療
 ・身体療法(薬物療法、電気ショック療法等)
 ・精神療法(認知療法等)
 ・ソーシャルワーク(ケースマネージメント等)
4.経過と予後
 ・内因性うつ病は3ヶ月~6ヶ月で治る。治り方はすっと治る。
 ・心因性抑うつ状態は、経過期間は不定で長引くこともあり、治り方ははっきりせず、だらだら続くことがある。
*うつ病の方との接し方
1.怠けたり、たるんでいるのではなく、病気であることを理解する。
2.現在は「地獄の苦しみ」であるが、必ず治ることを信じ、焦らずそっと暖かく見守る。
3.できるだけ負担を取り除き、安心してゆっくり療養できるよう環境を整える。
4.プライドを傷つけたり、削言を失わせるような言動や励ましは慎む。
5.退職や離婚といった人生の重大な決定はせず、治ってからにする。
6.希死念慮や身体面の管理にも注意する。
7.必要に応じ、家族は受診に同行する。
*家族介護後の燃え尽き症候群
1.家族介護後の特徴
 ・疲労、喪失感、空虚感、無力感
 ・目標(役割、生きがい)の喪失
2.燃え尽き症候群とは?
 ・医学用語ではない
 ・抑うつ状態を呈することが多く、自殺の危険性も高い。
 ・専門医に早期受診
*こころの健康づくり
1.こころの健康とは?
  こころの健康の3要素・・・希望、信頼、ゆとり
2.ストレスとうまく付き合う
 ・余分なストレスを作らない
 ・十分な睡眠と休養
 ・レクレーション
 ・気軽に相談
 佐野先生の講演の後質疑を行い、会場からは切実な質問がいくつか出されました。心の悩みを抱えている方の心情やせつない思いをご参加の皆様が共有され、今の世の中でつらい思いをされている方が大勢いらっしゃることを感じさせる場となりました。質疑の後休憩に入りましたが、悩みを涙ながらに話された方の元には、複数の方が歩み寄り、やさしく声をかけてられていたことが大変印象に残りました。
 15分間の休憩の後、音楽鑑賞「生演奏で癒しの時間」が始まりました。
稲木良光とロイヤルジャパンアンサンブルによる生演奏
生演奏でいやしの時間
 演奏は「稲木良光とロイヤルジャパンアンサンブル」の3人。ピアノ、バイオリン、コントラバスによるプロの演奏家集団です。同アンサンブルは、クラシック音楽を多くの人々に楽しんでもらおうと、年間140回もの演奏活動を行っており、出張演奏が各地で人気を呼んでいるそうです。今回の生演奏は、心の悩みを音楽の生演奏で少しでも癒していただこうとの趣旨でお願いしたもので、リーダーの稲木さんの軽妙なトークと、素晴らしい演奏で、1時間はあっという間に過ぎました。
 会場の皆様の表情が和んでいく様子を見ることができて、主催者としてはうれしい限りでした。
稲木良光さん on contrabass
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平井ひとみさん on piano
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西川菜穂さん on violin
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 演奏が終わり、お帰りになる皆様から、「今までにない企画で良かった」、「こういう企画をどこかでやって欲しいと思っていた」、「また開催して欲しい」など、多くの方からスタッフにお声をかけていただきました。
 
 ライフサポートセンターしずおかでは、今回の催しでいただいたアンケートを集約し、今後同様の企画をさらに展開していくかどうか、検討して参ります。
 ご参加の皆様、本当にありがとうございました。
 ライフサポートセンターしずおか

藤枝で脳いきいき講座実施

藤枝で脳いきいき講座実施
 11月27日(土)、ライフサポートセンター中部事務所はサンライフ藤枝において、脳いきいき講座を開催しました。共同主催は静岡県労働者福祉基金協会。後援として藤枝市介護福祉課、(財)藤枝市勤労者福祉サービスセンター、藤枝地区労働者福祉協議会のご協力を頂きました。特に藤枝地区労働者福祉協議会からは4人の方が応援に来てくださいました(亀山副会長、松下副会長、小林幹事、松島事務局次長)。参加された方は57人でした。
 講演の講師は、日本早期認知症学会理事長・株式会社創生生体工学研究所代表取締役の志村孚城氏と、浜松人間科学研究所所長の奥山惠理子氏。
講演する志村先生
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 認知症についてはまだ他の病気ほど解明が進んでいないそうです。認知症が疑われる場合、まずその他の病気ではないかを医師に診断してもらうことが重要、とのことです。また、認知証には老化廃用型とアルツハイマー型があり、今回取り上げるのは老化廃用型で、主に脳の機能を使わないことで起こるものだそうです。特に、前頭前野関係の認知症を予防するためには1.生きていく意欲を持続させること、2.できるだけ自立した生活を送るよう心がけること、3.人間との交流を大切にすること、が重要だとのことです。
 講演の合間には、一定時間内に物語を読んで特定のかなを見つけ、かつストーリーを記憶する「かなひろいテスト」や、「漢字色別テスト」が行われ、皆さん真剣に取り組んでおられました。
漢字色別テストの解説
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 今回の講座をきっかけに、認知症にならない、させない為の生活習慣を見直して元気に過ごすためのヒントがきっと見つかったものと思われます。
来場された参加者の皆様
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