静岡で無料法律相談会実施
静岡大学法科大学院とライフサポートセンターしずおかは、7月1日午後、今年度1回目の「無料法律相談会」をあざれあで実施しました。
相談には14組が来訪。法科大学院生のヒアリングに続き、弁護士との相談と、都合1時間程度をかけて相談するユニークなシステムで、親切に聞いてもらえたと、好評をいただきました。
準備をする静岡大学法科大学院生の皆さん
静岡で無料法律相談会実施
静岡大学法科大学院とライフサポートセンターしずおかは、7月1日午後、今年度1回目の「無料法律相談会」をあざれあで実施しました。
相談には14組が来訪。法科大学院生のヒアリングに続き、弁護士との相談と、都合1時間程度をかけて相談するユニークなシステムで、親切に聞いてもらえたと、好評をいただきました。
準備をする静岡大学法科大学院生の皆さん
伊東市で開催!インターネット光と影
ライフサポートセンターしずおか東部事務所は6月26日(土)、伊東市(中央会館)で「インターネットの光と影」講演会を開催しました。今回は、伊東市・伊東市教育委員会・伊東市勤労者共済会・伊東熱海労働者福祉協議会の後援、伊東市民活動支援センターの協力を頂き、NPO法人イーランチの松田理事長から講演を受けました。
参加募集を全市民対象に純粋に一般公募の形で募りました。集まり具合を心配しましたが、子供連れの保護者の方、地域で青少年健全育成活動に携わっているご年配の方、教職員の方等、幅広い年齢層の方々36名の参加をいただきました。
インターネットを使うことが当たり前となった近年、パソコンや携帯電話を使う子どもたちが、インターネット犯罪の被害者として巻き込まれるケースが増えています。同時に子供が加害者となって事件を起こしてしまうことも目立つようになってきています。
松田講師の分かりやすい説明を受け、そうした昨今の実情を踏まえ、参加者から子どもたちの世界で起こっている事がよく分かり、子供たちをネット犯罪から守るルールを考える上でとても良い勉強になったとの感想が聞かれました。
サポートセンターしずおか東部事務所は今年度の「生きがい作りサポート」の子育て層向け支援活動の主要な取り組みとして、ニーズの高いこの「子ども達とインターネット」の問題を取り上げ、東部の各地域であと数回実施し、青少年健全育成の一助になればと考えております。
今からはじめる老い支度(浜松)第3弾「自分らしい逝き方」開催
ライフサポートセンターしずおか、コープしずおか、静岡県労働福祉事業協会共同主催の「今からはじめる老い支度(3)、『自分らしい逝き方』」が6月22日(火)午後、浜松労政会館にて開催されました。31名の方が参加されました。
今回の講師は、日本葬祭アカデミー教務研究室代表、二村祐輔氏です。参加された方々からは、「大変参考になった」、「来て良かった」と評価の声をいくつもいただきました。以下講演内容概略です。
講師 二村祐輔氏
最近「葬式はいらない」という本が出たり、「直葬」と呼ばれる、病院から遺体を火葬場に搬送し、荼毘に付す形態が増えたりしている。言葉の定義を確認しておきたい。葬式とは、「葬儀」と「告別式」を短縮したもので、それぞれが異なる意味合いを持つ。葬儀とは、「葬送の儀礼」であり、霊的な対応、遺体への対応を指し、告別式は「告別の式典」であり、社会的、対人的対応を行う式典を指す。
日本消費者協会が平成19年発表した資料によると、お葬式にかかった費用は全国平均231万円、東京、神奈川、埼玉では平均256.3万円。そのうち葬儀本体の費用は140.1万円で、その他費用では飲食接待に53.5万円、寺院費用に68.4万円(すべて平均)。飲食接待費用は通夜・精進落としなどの飲食代などであり、寺院費用はお坊さんの読経や戒名授与に対する支払いなどである。
葬儀以外の費用に大きなお金がかかっていることが知られるにつれ、消費者が疑問を持ち、かつ葬儀社が扱う葬儀と告別式がセットになったお葬式が提供されるようになったため、「葬儀」の意味や価値が相対的に喪失し、「告別式」が肥大化したのが現実。「葬儀」と「告別式」は別のもの。「葬儀」は遺体や魂に対する儀礼(納棺、火葬など実務的な手立てと読経など宗教的な儀礼)であり、大切に残したい。「告別式」は故人と遺族の社会的、人的関係を中心に行われる式典で、手法も場所も自由であり、いろいろと工夫できる(レストランで行う例もある)。
お葬式(葬儀、告別式)は、通常、遺族によって行われるが、自分らしい逝き方を考えるならば、元気なうちに自分のお葬式について希望を書き残しておくのが好ましい。必ず連絡して欲しい先や、お葬式についての希望を書き残しておけば、遺族がそれを尊重してお葬式を執り行ってくれるだろう。事前に家族と話し合っておくのも良い。告別式については、故人をしのぶための花の配置や音楽による演出などを工夫するケースも実際にある。
「エンディングノート」が各種市販されており、こうしたものを参考にするなどして、自分らしい逝きかたを考えて欲しい。
神奈川県労福協よりお客様来訪
6月16日(水)午後、神奈川県労福協(労働者福祉協議会)より、事務局長など3人の方が静岡県労福協に来訪されました。神奈川では、連合神奈川、神奈川県労福協、中央労金県本部、全労済県本部の4団体で「かながわライフサポートセンター」を共同事業として運営しており、「かながわ生活相談ネット」として電話で各種の相談に対応しています。面談を希望される方には別途「窓口相談」を設けているそうです。2009年度は電話相談が853件、窓口相談が68件あり、電話相談は静岡同様法律に関わる相談が最も多く、165件に達しています。
本日はライフサポートセンターしずおかの状況をご説明し、その後意見交換させていただきました。
第48回静岡県労福協定期総会開催
6月8日(火)13:00より、クーポール会館(静岡市)にて、第48回静岡県労働者福祉協議会定期総会が開催されました。
第48回定期総会
平野会長あいさつ
今回の総会では、静岡県労働者福祉協議会(県労福協)法人化について提案され、承認されました。今後正式名称は「一般社団法人 静岡県労働者福祉協議会」となります。法人格取得は、現在進行中の福祉事業団体の見直しの中で、県労福協の役割をより明確にし、更なる運動展開を図ることを目的としています。この法人化により、これまでの三役会と幹事会による運営が、理事会、幹事会に改編されました。業務執行は理事会が決定し、幹事会は事業報告、予算、事業計画を審議し、理事会に答申することになります。これに合わせ役員改選も行われ、幹事会には従来どおりライフサポートセンターしずおかも(LSC)参画し、新たにライフサポートセンター友の会からも幹事が選任されました。理事会は14名、幹事会は42名で構成されます。理事長には、平野県労福協会長が選任されました。
新任理事の皆さん
2010年度活動方針では、380万県民、160万勤労者を対象とした活動を行うこと、公益法人改革対策への対応、労組組織、行政、NPO、ボランティア団体などとの連携強化などを確認しています。
LSCに関しては議案書の随所で触れられており、福祉基金協会との一体化への取り組み、勤労者へのニーズに応える体制作りなどが議案書に記載されています。
今回の定期総会にて、これまで県労福協の事務局を担ってきた加藤事務局長が役員から退任され、金指専務理事へのバトンタッチが行われました。加藤事務局長、お疲れ様でした。なお、加藤事務局長は引き続き県労福協にて、福祉事業団体の法人格取得等に関する業務に尽力されます、
バトンタッチ
なお、県労福協定期総会については、同協議会のブログもご参照ください。
今からはじめる老い支度(浜松)第2弾
「成年後見制度を理解する」好評!
6月3日(木)浜松労政会館にて、全4回シリーズ「今からはじめる老い支度」の第2弾「成年後見制度を理解する」を開催しました。当日は30名の方が参加されました。(主催:コープしずおか、ライフサポートセンターしずおか、静岡県労働福祉事業協会、後援:静岡県労働者福祉協議会、静岡県労働金庫、全労済、NHK静岡放送局)。
講師は、昨年同様、シニアからはじめる老い支度で、成年後見制度の講師をされた司法書士の小林久晃氏。静岡市内で司法書士事務所を運営、(社)成年後見センター・リーガルサポート静岡支部幹事、静岡県司法書士会理事、生活保護支援ネットワーク静岡幹事等、社会的に弱い立場の側に立った活動をされています。
成年後見制度とは、判断能力が不十分な方の為に権利を保護し、法律面や生活面での支援をする制度で、任意後見制度と法廷後見制度があります。前者は、将来判断能力が低下した場合に備え、判断能力が十分なうちに自らが代理人(後見人)を選び支援の内容を決め公正証書で契約をするもの、後者は、判断能力が低下した際、家庭裁判所で手続きし選任された司法書士が、判断能力の程度に応じ、後見人等となり支援するものです。
講演では、この制度についての内容(任意後見と法廷後見の違い)、任意後見制度の詳細と注意点等をわかりやすく説明されました。小林先生は、現在5名の成年後見を受けている立場で、『司法書士は全国に19,000名、後見はボランティア的なところが多く、この仕事を受ける人は5,000名ぐらい。その為、受け皿が少なく、お願いしたくてもお願いできない』、『後見人を依頼する時は、家から近い人で成年後見制度に精通している人、リーガルサポートに入っている人』がよいと話されました。講演後の質疑応答では沢山の質問が出され、身近な問題としてとらえている方が非常に多いことを実感しました。
小林先生は本日の資料の最後を、『任意後見制度は自分の望む一生を最後まで完結するために、遺言は自分の死後に不要の争いを生ずることを避けるために、どちらも有効であり大切な制度。制度の趣旨を生かすためにも元気なうちに検討して下さい』と締めくくっています。
亡くなるまでの長いお付き合いとなるので、元気なうちに本当に信頼できる人にお願いしたいものです。
次回は、6月22日(火) 第3弾二村祐輔氏による「自分らしい逝き方」です。
このシリーズは、9月~12月にかけて静岡・沼津の労政会館でも開催いたします。参加申込につきましては、7月頃ご案内の予定です。
皆様のお申し込みをお待ちしております。
ライフサポートセンターしずおか第4回定期総会開催
5月24日(月)16:00より、ライフサポートセンターしずおか第4回定期総会が県勤労者総合会館で開催されました。設立から3年半余りが経過し、この間の活動を振り返り、2010年度方針を確認しました。
新年度の方針で重要な点は、
1.福祉基金協会との一体化を目指すことで財政基盤を確立する。
2.活動を地域により密着させ、裾野を拡げるために、幹事の追加を行い、県下8地域労福協(労働者福祉協議会)会長を幹事とする。
などです。
今回は、ライフサポートセンターを支える団体のうち、県労福協、静岡労金、全労済静岡県本部、連合静岡、福祉基金協会からのオブザーバーにも参加いただき、活動内容を実感いただきました。
今からはじめる老い支度(浜松)第1弾講演「生き方のコツ・死に方の選択」大好評
5月11日(火)13:00~浜松労政会館にて、全4回シリーズ「今からはじめる老い支度」の第1弾「生き方のコツ・死に方の選択」を実施しました(主催:コープしずおか、ライフサポートセンターしずおか、静岡県労働福祉事業協会、後援:静岡県労働者福祉協議会、静岡県労働金庫、全労済、NHK静岡放送局)。当日は50歳代以上の方を中心に50人以上が参加されました。
講師は、松本市内、神宮寺住職高橋卓志氏。岩波新書「寺よ変われ」等著書があり、メディアでも注目されている方です。
お寺の住職として、数々の葬儀に関わって来られた事はもちろん、終末ケアや介護問題、チェルノブイリの被爆者への対応など、現場における体験をもとに、より良く生きるとはどういうことか、について語っていただきました。
話しは現代人のルーツであるクロマニヨン人と、絶滅したネアンデルタール人の違いから説き起こされ、私達は好戦的なクロマニヨン人と、そうではないネアンデルタール人の両方のDNAを持っているというところから始まりました。続いて静岡県にもゆかりの深い戦場ジャーナリスト岡村昭彦氏が、ベトナム戦争、アイルランド紛争を取材し、晩年にはホスピスの概念を日本に導入したことが紹介されます。高橋住職は、こうした岡村氏の後を追っていると話されます。
ゴーギャンの最晩年の絵も紹介され、「私は誰で、どこへ行くのか」について、「生・老・病・死」の過程が絵に表現されているとの説明がされます。この「生・老・病・死」を、ホスピスに入っている人たちは逆に「死・病・老・生」という見方をされると語られます。この観点に、生き方のコツがあるのではないか、と住職は語ります。人生は長生きすることそのものよりも、質が大事であるとの事です。
700万人の団塊世代が「老」を迎えつつある今、宗教もこうした観点で活動すべきではないかというのが住職の考えです。死を迎えると、葬儀社にまず連絡を取るという時代にあって、高橋住職はまずお寺が相談に乗るべきだと語ります。神宮寺では24時間体制で相談に応じているそうです。「お坊さん」が葬儀の意味を説明していないから、葬儀はいらないという風潮になってきていることに、当のお坊さん達に危機感が見られないとも。神宮寺では、さらに高橋住職が中心となって存命中からの各種ケアを実践しており、NPO法人ライフデザインセンターも立ち上げ、介護支援、後見人・財産管理、葬儀・墓に至るまでの相談に乗っています。これが高橋住職の語る「より良い生き方」への実践です。
講演では、神宮寺で行われた葬儀に使用したスライドショーも紹介されました。葬儀のやり方は、1人1人違う、と住職は語ります。葬儀は、旅立つ故人と、残された人たちの両者に向かって行われるのが本来であるとの事です。葬儀は故人を送り出すという素直な気持ちで永く行われて来たものであり、意味があるのだという住職の話に、参加者の皆さんもうなずいていました。 住職は、北タイの女性たちが手仕事で作る作務衣を着用されています。この作務衣はHIVに感染した女性を含む北タイの女性たちの自立を支えているそうです。このようにフェアトレード(適正な取引)にも積極的に関わっており、参加者の中にはこの作務衣を着用された方も見えました。
親子おこづかい教室、浜松で開催
4月3日(土)、コープしずおかさんじの店コミュニティールームにて親子おこづかい教室を開催しました。主催はライフサポートセンターしずおか西部事務所、静岡県労働者福祉基金協会。後援は静岡県労働金庫浜松東支店、コープしずおか。企画・運営は静岡ライフプラン設計相談室です。
当日は15組の親子が参加し、講師の山川さんの解説で楽しくゲームが進みました。
おこづかいゲームは、すごろくのようなゲーム盤と模擬紙幣を使ってお金の使い方を模擬体験するもので、文房具を買ったりアルバイトをしたり、臨時出費があったりと、さまざまな局面で判断を迫られます。この時保護者の方は原則として口出しできないルールになっています。小学生が自分自身で判断するところにゲームの狙いがあります。また、模擬紙幣をやりとりする時は、両手で受け渡しをすることも、ゲームの冒頭で説明されます。お金は大事に扱わなければいけないからです。
今回も、静岡県労働金庫の職員の方5人にゲームリーダーやバンカーとしてサポートしていただきました。感謝申し上げます。