イベント報告
LSCしずおかのインターンシップに参加して

LSCしずおかのインターンシップに参加して
                       静岡大学人文学部法学科(夜間主)3年  能武 亜季
 今回私がLSCのインターンシップに参加したいと思ったのにはいくつか理由があります。きっかけは大学からの募集でした。インターンシップ説明会の際にLSCの存在を知り、ホームページを拝見してこちらのお仕事に興味を持ったのが始まりです。私自身も生活の中での悩みがありましたし、LSCがどのような活動をしているのか、どのような悩みを持った方がどれ程いるのか、私にも何か出来ることはあるのか等々多くの疑問が湧き、こちらでの職場体験をしてみたいと強く思うようになりました。
 こちらでの職務内容は、オリエンテーションによる1週間のプログラム説明に始まり、内部事務作業、中部事務所の見学、NPO法人WAC清水さわやかサービスでの介護体験、アイセル21(NPO法人フォーラムしずおか)・中部県民生活センター・NPO法人eLunchの見学等、本当に充実したものばかりで大変勉強になりました。
WAC清水の鈴木理事長と(筆者は左端)
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 インターンシップのプログラムはどれも新鮮なものばかりで語りきれないほどですが、特に印象に残ったのはWAC清水での介護体験です。鈴木理事長のお話を伺った後、実際にデイサービスの現場へ行き、介護体験に参加させていただきました。お年寄りの方々やスタッフの方々と一緒に運動をしたり、歌を歌ったり、ゲーゴルという室内用のゲートボールをしたりしました。センターで実際に提供されている昼食もいただきましたが、天ぷら等の揚げ物が出てきたことに正直驚いてしまいました。皆さんとお話する中で、言葉では補えない部分をいかにして読み取るかということの難しさを知り、「困っている人の力になりたい」という気持ちだけではいけないのだと改めて実感させられました。
 LSCの方々をはじめ、訪問先で出会う方々は、非常にご自分のお仕事に熱意を持って臨まれており、私達インターンシップ生の質問や意見にも真剣に耳を傾けてくださいました。目標とする職業が明確に決まっていなかった私にとって、諸先輩方のお話はとても刺激的なものばかりでした。待っていれば好きな仕事に出会えるという時代ではない今、自から動き始めることの意義の大きさを感じさせられました。
eLunchの松田理事長と
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 1週間を通して貴重なお時間を割き、私達を指導してくださった川村事務局長をはじめ、LSCの方々、各訪問先の諸先輩方、多くの皆様に大変感謝しております。この経験を今後の進路選択に活かし、社会に還元できるようになれたらと思います。1週間という限られた期間でしたが、本当に楽しく充実したインターンシップとなりました。ありがとうございました。

インターンシップを振り返って

インターンシップを振り返って
                                  静岡大学人文学部社会学科3年
                                  松崎美里
8月31日から5日間、ライフサポートセンターしずおか(以下LSCと略)にインターンシップ(就労体験)を受け入れていただきました。私自身インターンシップは勿論、職場体験自体が初めての体験でしたので、初出社時は緊張いたしました。
普段なかなか見ることのできない(そして触れようとしない)社会人としての生活の体験をしたいという動機があり、さらに「暮らしなんでも相談・生きがい作り」がメインの特殊な業務内容や、社会的位置づけといったことに興味を持ったことがインターンシップ先としてLSCを選んだ大きな要因です。
LSC中部事務所で(筆者は左から二人目)
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インターン自体の内容は大変充実したもので、LSCのルーティンワークの体験に加え、NPOや労働金庫などといった関連諸団体様への訪問・見学、さらには介護の職場体験までさせていただき、学校生活では得られないことを経験させてもらいました。明るく私たちを迎え入れてくださったLSCの職員の皆さんには本当に感謝しています。
特に労働組合関係の仕事は学生の身分では接することがなかなか無いため、その複雑な組織関係や業務内容を理解することが難しかった反面、今まで考えていなかったと同時に選択の余地すらなかった職種に光があたり、職業選択の幅が広がったという点で大変大きな収穫だったとおもいます。
静岡市女性会館アイセル21の松下館長(左端)と
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また、社会は「人と人とのつながり」で構成されている、ということを改めて感じることができました(陳腐な言い回しですが)。LSCは様々な団体へのつなぎ役として存在するということで特に顕著に表れていることだと思いますが、今回提携先のNPO法人様を訪問した際、どの団体も快く受け入れていただいただけでなく丁寧な対応をしてくださいました。それはお互いが持ちつ持たれつの関係であり、つながりとして存在する、相互扶助や自主福祉といった観念からのものであり、人間関係から成り立つ社会の仕組みを目に見える形であらわしているものだと思います。
同時に訪問先の方々が非常にエネルギッシュで熱意に満ちており、そのような方のお話を聞くことができたことは自分の理想とする社会人像の構築につながることであり、とてもうれしく思っています。
最後に5日間という期間、貴重なお時間を割いて私たちを指導してくださった川村事務局長以下LSC職員の皆様、訪問先でお世話になったNPOの方々に感謝したいと思います。今回のインターンシップを通じて得たこと、自覚したこと、等々を今後の生活や就職活動へ生かしていこうと思います。本当に5日間ありがとうございました。

学用品カンパ協力の報告・お礼

学用品カンパ協力の報告・お礼
 この度、湖西・新居在住の外国籍の小中学生をもつ生活にお困りの方を対象に、ご自宅で眠っている学用品のカンパを行い、他の児童と同じように授業を受けることが出来るように、浜名地区労福協・連合湖西地協・湖西国際交流協会労金湖西支店が呼びかけ団体となって学用品カンパの呼びかけが実施されました。ライフサポートセンター西部にも労金湖西支店から協力依頼がありましたのでライフサポートセンターでも浜松地区の方に呼びかけを実施し多くの学用品のカンパを頂きました。
 本日(8月28日)に、皆様方からの学用品カンパで頂いた品物を湖西地区へ届けてきました。
学用品カンパ善意の結果

楽しい定年塾、「人生の棚卸し」に向け打合せ

楽しい定年塾、「人生の棚卸し」に向け打合せ
 グループ「楽しい定年塾」(グループDo・動、NPO法人WAC清水さわやかサービス、ライフサポートセンターしずおか)は、本日13:30より打合せを行い、今年度の企画である「人生60からが面白い」シリーズ第1弾の「人生の棚卸し」に関する打合せを行いました。「人生の棚卸し」は、9月12日(土)13:30~16:00を予定しており、プログラムの内容は以下のとおりです。
○事例紹介:13:30~14:45 稲葉穣氏(NPO法人自然公園づくりの会代表)
○棚卸し作業:14:50~15:45
○まとめ:15:45~16:00
開催場所:あざれあBF1階 多目的実習室(静岡市内)
 ここで作業する「棚卸し」とは、これまでの自分の人生を振り返り、良かったこと、つらかったこと、得意だったこと、悩みなどを書き出し、定年後自分は何をしたいのか、どういう自分になりたいのかを考えるものです。
本日の打合せの様子
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 現在参加者募集中。先着30名です。お問合せ・お申し込みは、下記までどうぞ。
 電話 054-288-3750 サポートセンターしずおか中部事務所
 

富士で夏休み親子おこづかい教室実施

富士で夏休み親子おこづかい教室実施
 8月23日(日)午前、コープしずおか富士中島店にて、夏休み親子おこづかい教室を開催しました。14人の小学生と保護者が参加、2週間前の藤枝に続き、大いに盛り上がりました。
 今回も静岡労金よりボランティア3人のお手伝いをいただきました。
身を乗り出すゲームリーダー
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取材の新聞記者も笑い出す面白さ
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お金は大事。両手で受け渡すのがルール
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ここでも立ち上がるゲームリーダー
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買い物タイム! 買うか買わないかは本人次第。保護者は口出ししないのがルール
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右からリーダー、保護者、参加者。皆さんいい表情してます
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こちらも買い物タイム!決断の時が来た
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お手伝いカードを引いた。おばあちゃんちの草取り。ボランティアだけど、ポイントがつく。どうしようか
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バンカー(銀行員)さんも大忙し。本職もバンカーだから、気合い入ってます!
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ゲーム終盤、突然「おじさんが尋ねてきておこづかいをもらう」。臨時収入はウレシイ!
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静岡県退職者福祉協議会の会報発送作業すすむ

静岡県退職者福祉協議会の会報発送作業すすむ
 8月7日(月)午前より、静岡県退職者福祉協議会(県退福協)の会報「退福協便り」の発送作業が進んでいます。その数6000通余り。今回もグリーン友の会の皆さんが作業に協力していただいています。
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夏休み親子おこづかい教室実施(藤枝)

藤枝で夏休み親子おこづかい教室実施
 8月2日午前、コープしずおか高洲店(藤枝市)にて、「夏休み親子おこづかい教室」を開催しました。この催しは、小学生がゲームを通じてお金の大切さや使い方を学べるようにライフサポートセンターしずおかが中心となって実施しているもので、昨年度も3回行っており、いずれも好評でした。
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 この日は朝から雨が時折激しく降る悪天候の下でしたが、12組17人が参加しました。子ども達は4つのテーブルに別れ、保護者が見守る中、ゲームが進行しました。このゲームには、テーブルごとに「リーダー」と「銀行員」が必要ですが、全矢崎労働組合島田支部の役員と、静岡労金・同労組職員の協力により、ボランティアとして5人の方が参加、ライフサポートセンタースタッフとともに進行役をつとめました。
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 ゲーム開始当初は比較的静かでしたが、サイコロを振り、コマを進め、カードをめくって行くと、突然の出費やらアルバイトによる収入やら、お金の使い方、貯め方について判断を迫られる場面が登場し、小学生の歓声がだんだん聞こえてきます。これを見つめる保護者の方々は、講師である山川さん(静岡ライフプラン設計相談室代表)から「子どものお金の使い方に口をはさまないで」と言われているため、わが子(孫)の決断を見守るしかありません。
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 ある程度お金が貯まると、あらかじめ書き出した「ほしいもの」を買うことができます。この価格は、リーダーとのじゃんけんで、半額となることもあって、子ども達がじゃんけんする顔も真剣そのもの。この場面がまた盛り上がりを見せます。
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 あっというまに1時間以上が過ぎ、山川講師がまとめに入ります。「おこづかいは、定額制が良い」、「おこづかいの使い方を親もよく見ておくこと。そのためにこづかい帳をつけさせるのも良い」など、FP(ファイナンシャルプランナー)としてのアドバイスが話されます。
 終了後にあるお母さんに感想をうかがってみたところ、「子どもにどのようにおこづかいを与えれば良いのか迷っていたので、大変参考になった」とおっしゃっていました。
 次は8月23日(日)にコープ富士中島店で実施予定です。まだ若干募集枠が残っています(8月3日現在)ので、参加ご希望の方(小学生とその保護者)がいらっしゃいましたら、ライフサポートセンター東部(TEL055-929-9820)までどうぞ。託児サービスもあります(赤ちゃんの場合、首がすわって以降なら可です)。

静岡求職者総合支援センター開所式

静岡求職者総合支援センター開所式開催
求人端末の利用、職業紹介がスタート

 7月27日(月)8:30より、清水テルサにて静岡求職者総合支援センター開所式が行われました。同センターは6月30日より生活・住宅相談については業務を開始していましたが、今回ハローワーク機能が加わり、職業相談・紹介ができることになりました。
 開所式では静岡市長が主催者を代表してあいさつ、静岡市議会議長、県労福協会長などが来賓祝辞を述べられ、続いて来賓紹介のあと、センター概要と職員紹介が行われました。
市長あいさつ            市議会議長祝辞              県労福協会長祝辞       
市長あいさつ 市議会議長あいさつ県労福協会長あいさつ
 最後にテープカットが行われ、開所式は終了しました。
開所式テープカット
 終了後、参加された皆さんは、支援センター内に設置された7台の求人端末や、相談カウンターの様子を見て回りました。

夫婦の生き方 -もう一度あなたにワクワク- 講演会実施

-沼津地域労福協-
夫婦の生き方 ~もう一度あなたにワクワク~
 講演会実施

講演する西田小夜子さん
写真
 沼津地域労福協は7月17日(金)、2009年度定期総会終了後講演会を実施しました。講師は「人生60からが面白い」など、ライフサポートセンターしずおか等が主催する講演会でおなじみの西田小夜子さん。「みのむし夫」、「こたつむり妻」などの造語でも有名で、東京新聞、中日新聞に現在もコラムを連載されています。
 テーマは「夫婦の生き方 ~もう一度あなたにワクワク~」。あらかじめ用意されたレジュメには、こんな文字が並んでいました。
・夫婦の心地よい距離
・男の家庭内自立
・風通しよく生きる
・子どもの問題
・結婚は長い旅
 地域労福協の総会だけに参加者はほとんど男性で、最初は質問もありませんでしたが、講師が次々と指名して各家庭の事情を聞き始めると、家事をまったくしない人や、奥さんの誕生日に花束とワインを買って帰るという人がいて、盛り上がってきました。
 講師からは、男性が自立するために、簡単な料理は作れるようになっておいた方が良いとか、夫婦のお互いの思いは言葉にしなければ伝わらないとか、具体的なアドバイスが出され、講演+交流は終了しました。
会場風景

「フードバンクしずおか」設立検討委員会開催

「フードバンクしずおか」設立検討委員会開催
 7月22日(水)午前、「フードバンクしずおか」設立検討委員会が開催されました。参加したのは、静岡県労福協、静岡県ボランティア協会、コープしずおか、静岡県福祉基金協会、生活保護支援ネットワークしずおか、連合静岡、ライフサポートセンターしずおかの7団体。
 年間900万トンの食料が捨てられていると言われる日本の現状の一方で、毎日の食事も十分取れない人々がいるという矛盾があります。こうした中で、国内各所で「フードバンク」が展開されはじめ、「市場流通性に欠ける」食品・食材を食品会社等から引き取り、福祉施設や野宿者支援組織等へ無償で提供する活動を行っています。
 「フードバンクしずおか」設立検討委員会は、静岡県内において上記のような活動ができるかどうかを検討するために開催されたもので、食品に関わる事だけに慎重な論議を行って行くこととし、まずは調査活動を開始することとなりました。
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