イベント報告
第48回静岡県労福協定期総会開催

第48回静岡県労福協定期総会開催
 6月8日(火)13:00より、クーポール会館(静岡市)にて、第48回静岡県労働者福祉協議会定期総会が開催されました。
第48回定期総会
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平野会長あいさつ
挨拶する平野会長
 今回の総会では、静岡県労働者福祉協議会(県労福協)法人化について提案され、承認されました。今後正式名称は「一般社団法人 静岡県労働者福祉協議会」となります。法人格取得は、現在進行中の福祉事業団体の見直しの中で、県労福協の役割をより明確にし、更なる運動展開を図ることを目的としています。この法人化により、これまでの三役会と幹事会による運営が、理事会、幹事会に改編されました。業務執行は理事会が決定し、幹事会は事業報告、予算、事業計画を審議し、理事会に答申することになります。これに合わせ役員改選も行われ、幹事会には従来どおりライフサポートセンターしずおかも(LSC)参画し、新たにライフサポートセンター友の会からも幹事が選任されました。理事会は14名、幹事会は42名で構成されます。理事長には、平野県労福協会長が選任されました。
新任理事の皆さん
新理事の皆さん
 2010年度活動方針では、380万県民、160万勤労者を対象とした活動を行うこと、公益法人改革対策への対応、労組組織、行政、NPO、ボランティア団体などとの連携強化などを確認しています。
 LSCに関しては議案書の随所で触れられており、福祉基金協会との一体化への取り組み、勤労者へのニーズに応える体制作りなどが議案書に記載されています。
 今回の定期総会にて、これまで県労福協の事務局を担ってきた加藤事務局長が役員から退任され、金指専務理事へのバトンタッチが行われました。加藤事務局長、お疲れ様でした。なお、加藤事務局長は引き続き県労福協にて、福祉事業団体の法人格取得等に関する業務に尽力されます、
バトンタッチ
バトンタッチ
 なお、県労福協定期総会については、同協議会のブログもご参照ください。

今からはじめる老い支度(浜松)第2弾 「成年後見制度を理解する」好評!

今からはじめる老い支度(浜松)第2弾
「成年後見制度を理解する」好評!

 6月3日(木)浜松労政会館にて、全4回シリーズ「今からはじめる老い支度」の第2弾「成年後見制度を理解する」を開催しました。当日は30名の方が参加されました。(主催:コープしずおか、ライフサポートセンターしずおか、静岡県労働福祉事業協会、後援:静岡県労働者福祉協議会、静岡県労働金庫、全労済、NHK静岡放送局)。
 講師は、昨年同様、シニアからはじめる老い支度で、成年後見制度の講師をされた司法書士の小林久晃氏。静岡市内で司法書士事務所を運営、(社)成年後見センター・リーガルサポート静岡支部幹事、静岡県司法書士会理事、生活保護支援ネットワーク静岡幹事等、社会的に弱い立場の側に立った活動をされています。
 
小林先生
 
成年後見制度とは、判断能力が不十分な方の為に権利を保護し、法律面や生活面での支援をする制度で、任意後見制度と法廷後見制度があります。前者は、将来判断能力が低下した場合に備え、判断能力が十分なうちに自らが代理人(後見人)を選び支援の内容を決め公正証書で契約をするもの、後者は、判断能力が低下した際、家庭裁判所で手続きし選任された司法書士が、判断能力の程度に応じ、後見人等となり支援するものです。
 
 講演では、この制度についての内容(任意後見と法廷後見の違い)、任意後見制度の詳細と注意点等をわかりやすく説明されました。小林先生は、現在5名の成年後見を受けている立場で、『司法書士は全国に19,000名、後見はボランティア的なところが多く、この仕事を受ける人は5,000名ぐらい。その為、受け皿が少なく、お願いしたくてもお願いできない』、『後見人を依頼する時は、家から近い人で成年後見制度に精通している人、リーガルサポートに入っている人』がよいと話されました。講演後の質疑応答では沢山の質問が出され、身近な問題としてとらえている方が非常に多いことを実感しました。
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小林先生は本日の資料の最後を、『任意後見制度は自分の望む一生を最後まで完結するために、遺言は自分の死後に不要の争いを生ずることを避けるために、どちらも有効であり大切な制度。制度の趣旨を生かすためにも元気なうちに検討して下さい』と締めくくっています。
 亡くなるまでの長いお付き合いとなるので、元気なうちに本当に信頼できる人にお願いしたいものです。
 次回は、6月22日(火) 第3弾二村祐輔氏による「自分らしい逝き方」です。
 このシリーズは、9月~12月にかけて静岡・沼津の労政会館でも開催いたします。参加申込につきましては、7月頃ご案内の予定です。
 皆様のお申し込みをお待ちしております。

第4回定期総会開催

ライフサポートセンターしずおか第4回定期総会開催
 5月24日(月)16:00より、ライフサポートセンターしずおか第4回定期総会が県勤労者総合会館で開催されました。設立から3年半余りが経過し、この間の活動を振り返り、2010年度方針を確認しました。
 新年度の方針で重要な点は、
1.福祉基金協会との一体化を目指すことで財政基盤を確立する。
2.活動を地域により密着させ、裾野を拡げるために、幹事の追加を行い、県下8地域労福協(労働者福祉協議会)会長を幹事とする。
などです。
 今回は、ライフサポートセンターを支える団体のうち、県労福協、静岡労金、全労済静岡県本部、連合静岡、福祉基金協会からのオブザーバーにも参加いただき、活動内容を実感いただきました。
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今からはじめる老い支度(浜松)第1弾開催

今からはじめる老い支度(浜松)第1弾講演「生き方のコツ・死に方の選択」大好評

 5月11日(火)13:00~浜松労政会館にて、全4回シリーズ「今からはじめる老い支度」の第1弾「生き方のコツ・死に方の選択」を実施しました(主催:コープしずおかライフサポートセンターしずおか、静岡県労働福祉事業協会、後援:静岡県労働者福祉協議会、静岡県労働金庫、全労済、NHK静岡放送局)。当日は50歳代以上の方を中心に50人以上が参加されました。

 講師は、松本市内、神宮寺住職高橋卓志氏。岩波新書「寺よ変われ」等著書があり、メディアでも注目されている方です。

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 お寺の住職として、数々の葬儀に関わって来られた事はもちろん、終末ケアや介護問題、チェルノブイリの被爆者への対応など、現場における体験をもとに、より良く生きるとはどういうことか、について語っていただきました。

 話しは現代人のルーツであるクロマニヨン人と、絶滅したネアンデルタール人の違いから説き起こされ、私達は好戦的なクロマニヨン人と、そうではないネアンデルタール人の両方のDNAを持っているというところから始まりました。続いて静岡県にもゆかりの深い戦場ジャーナリスト岡村昭彦氏が、ベトナム戦争、アイルランド紛争を取材し、晩年にはホスピスの概念を日本に導入したことが紹介されます。高橋住職は、こうした岡村氏の後を追っていると話されます。

 ゴーギャンの最晩年の絵も紹介され、「私は誰で、どこへ行くのか」について、「生・老・病・死」の過程が絵に表現されているとの説明がされます。この「生・老・病・死」を、ホスピスに入っている人たちは逆に「死・病・老・生」という見方をされると語られます。この観点に、生き方のコツがあるのではないか、と住職は語ります。人生は長生きすることそのものよりも、質が大事であるとの事です。

 700万人の団塊世代が「老」を迎えつつある今、宗教もこうした観点で活動すべきではないかというのが住職の考えです。死を迎えると、葬儀社にまず連絡を取るという時代にあって、高橋住職はまずお寺が相談に乗るべきだと語ります。神宮寺では24時間体制で相談に応じているそうです。「お坊さん」が葬儀の意味を説明していないから、葬儀はいらないという風潮になってきていることに、当のお坊さん達に危機感が見られないとも。神宮寺では、さらに高橋住職が中心となって存命中からの各種ケアを実践しており、NPO法人ライフデザインセンターも立ち上げ、介護支援、後見人・財産管理、葬儀・墓に至るまでの相談に乗っています。これが高橋住職の語る「より良い生き方」への実践です。

 講演では、神宮寺で行われた葬儀に使用したスライドショーも紹介されました。葬儀のやり方は、1人1人違う、と住職は語ります。葬儀は、旅立つ故人と、残された人たちの両者に向かって行われるのが本来であるとの事です。葬儀は故人を送り出すという素直な気持ちで永く行われて来たものであり、意味があるのだという住職の話に、参加者の皆さんもうなずいていました。 住職は、北タイの女性たちが手仕事で作る作務衣を着用されています。この作務衣はHIVに感染した女性を含む北タイの女性たちの自立を支えているそうです。このようにフェアトレード(適正な取引)にも積極的に関わっており、参加者の中にはこの作務衣を着用された方も見えました。                                                                                                        作務衣 

親子おこづかい教室、浜松で開催

親子おこづかい教室、浜松で開催
 4月3日(土)、コープしずおかさんじの店コミュニティールームにて親子おこづかい教室を開催しました。主催はライフサポートセンターしずおか西部事務所、静岡県労働者福祉基金協会。後援は静岡県労働金庫浜松東支店、コープしずおか。企画・運営は静岡ライフプラン設計相談室です。
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 当日は15組の親子が参加し、講師の山川さんの解説で楽しくゲームが進みました。
 おこづかいゲームは、すごろくのようなゲーム盤と模擬紙幣を使ってお金の使い方を模擬体験するもので、文房具を買ったりアルバイトをしたり、臨時出費があったりと、さまざまな局面で判断を迫られます。この時保護者の方は原則として口出しできないルールになっています。小学生が自分自身で判断するところにゲームの狙いがあります。また、模擬紙幣をやりとりする時は、両手で受け渡しをすることも、ゲームの冒頭で説明されます。お金は大事に扱わなければいけないからです。
  今回も、静岡県労働金庫の職員の方5人にゲームリーダーやバンカーとしてサポートしていただきました。感謝申し上げます。
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沼津で無料法律相談会実施(沼津)

沼津で無料法律相談会実施
 静岡大学法科大学院とライフサポートセンターしずおかは、3月26日午後、今年度4回目の「無料法律相談会」を沼津市民文化センターで実施しました。
 相談には11組が来訪。法科大学院生のヒアリングに続き、弁護士との相談と、都合1時間程度をかけて相談するユニークなシステムで、親切に聞いてもらえたと、好評をいただきました。
 この無料法律相談会は通算13回を数え、これまでに約160人の相談を受けました。来年度も実施の予定です。
ライフサポートセンターしずおか

「消費生活出前講座」実施(静岡)

「消費生活出前講座」実施(静岡)
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 3月19日(金)13:00~静岡市内にあるコープしずおか千代田店コミュニティールームにて、「消費生活出前講座」(主催:静岡県労働金庫静岡県中部県民生活センター、後援:コープしずおか、企画・運営:ライフサポートセンターしずおか中部事務所)を実施しました。会場には15人の方が来場、講師の服部さん(静岡県中部県民生活センター消費生活相談員)の話に耳を傾けました。
 この講座は、振り込め詐欺や催眠商法、インターネットを使った詐欺など、詐欺的商法に引っかからないための注意事項を学ぶためのものです。
 内容は、①消費生活相談窓口について、②契約とは、③金融犯罪について(DVD視聴)、④相談事例紹介、の構成で、
①今年度は中部県民生活センターにおいて昨年12月までで2,095件の相談を受け、インターネットに関わる架空請求の相談が多いことや通信販売に関する相談が多い。
②私たちは様々な契約に囲まれて生活しているので、トラブルに巻き込まれないためには契約について正しく理解することが必要。
③金融犯罪は、振込め詐欺をはじめ、キャッシュカードの盗難、偽造や通帳の売買など、いろいろなパターンがあり、日常の注意と気持ちの備えが重要。
④例えば先物取引で、株など購入をすすめる勧誘電話の後、別の会社からその株を持っていたら売ってほしいという電話がかかってくるなど、「劇場型」と呼ばれる、さも本当らしいと思わせるような芝居がかったものがある。
といった説明がされました。
 講師の服部さんは、こうした詐欺的商法は、次々と手を変え品を変え行われるので、日頃から情報収集したり、相談できる人を持っていることが大切といったアドバイスでお話をしめくくりました。
 困った時は、県民生活センターに相談する、と覚えておきたいですね。

県退職者福祉協議会がお米50Kgを贈呈

県退職者福祉協議会がお米50Kgを贈呈
 静岡県退職者福祉協議会(蒔田延行会長)は3月15日(月)午後、お米50Kgを「生活保護支援ネットワーク静岡」に贈呈しました。同ネットワークは県下の司法書士、弁護士などの有志が集まって、路上生活をされている方や生活保護の申請の対象となる方々を支援する団体で、生活保護相談ダイヤルの運営、炊き出し、夜間パトロールへの参加などを行っています。
 静岡県退職者福祉協議会は、毎年福祉に関わる団体にいろいろな品々を贈呈しています。
 本日は蒔田会長よりネットワークの役員である小林久晃司法書士にお米50Kgが手渡されました。小林司法書士からは、「大変ありがとうございます」と謝意が述べられました。
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親子おこづかい教室、にぎやかに開催(袋井)

親子おこづかい教室、にぎやかに開催(袋井)
 2月20日(土)、コープしずおか袋井田町店コミュニティールームにて親子おこづかい教室を開催しました。主催はライフサポートセンターしずおか西部事務所、静岡県労働者福祉基金協会。後援はコープしずおか。企画・運営は静岡ライフプラン設計相談室です。
17組の参加者を迎えて、講師の山川さんが、ゲームの進行方法について説明します。
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 実際にゲームが始まると、各テーブルにいるゲームリーダーとバンカーが進行します。
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 子ども達は、サイコロを順番に振って、ゲーム盤上に止まった色のカードを引きます。
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 カードによって、出費があったりアルバイトをしてお小遣いをもらったりします。
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 買い物チャンスのカードを引くと、あらかじめ書いておいたほしいものの中から手元のおこづかいの範囲で買い物ができます。
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 買い物チャンスでは、ジャンケンをして勝つと、半額で買い物できる場合もあります。バーゲンセールのようです。
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 このようにして子ども達は、お金を使う疑似体験をします。
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 買い物をするかしないか、アルバイトをするかしないか、などは、子ども達自身の判断です。それを体験できるのが、このゲームの良いところです。
 今回も、静岡県労働金庫の職員の方5人にゲームリーダーやバンカーとしてサポートしていただきました。感謝申し上げます。
 

全労済が「2010年全労済地域貢献助成事業」を募集

全労済が「2010年全労済地域貢献助成事業」を募集
~環境活動、子育て子育ち支援活動を応援!~
応募期間:2010年3月16日(火)~4月5日(月)

 全労済は、社会貢献活動の一環として、1992年より環境問題などに取り組む団体を対象に助成事業を行っており、本年も、「未来の子どもたちに豊かな自然を残すために、今と未来を生きる子どもたちのために」をテーマに、地域の人々がたすけあって環境を守る活動、子どもの健やかな育ちを支える活動を支援します。
 詳しくは、全労済のホームページをご覧下さい。

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